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【写真】浪岡奈津子さんの「涙の日」
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1975年に始まった盛岡彫刻シンポジウムは今年30周年を迎えた。節目を記念しさまざまな事業を展開するが、その幕開けとなる企画展が5日、盛岡市上ノ橋町のギャラリー彩園子Kで始まった。5人の作家が、水をテーマにした石彫と木彫の作品を出展している。17日まで。
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【写真】長内努さんの「物語のはじまり」
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有馬辰樹さんの作品は石彫の「水面はなでる 光が浮かぶ」。白みかげ石を板状にして大小3枚を組み合わせた。布のように柔軟に波打つ表面は風を受けてたなびき、石の硬いというイメージを覆すかのよう。
長内努さんは木彫による「物語のはじまり」を出展した。雲から雨が降り大地にしみ入る。水の旅の起点を雲に置き、雨の降る線を鉄棒で表して天と地を結んだ。雲を女性像に見立てたところに長内さんの作風が表れている。
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【写真】中島香緒里さんの「風景を触る」
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中島香緒里さんは大理石を使った「風景を触る」。川石のような造形に仕上げられ9個の彫刻を透明なガラス板に配置。そこへ左手を表した彫刻が差し出される。一定水準の高さでガラスと平行して石に青い線が巡らされ水面が表されている。
浪岡奈津子さんの木彫「涙の日」はポール上にした最頂部に背もたれのあるいすが刻まれている。上から下へと向かって一筋の線が引かれ、行き着く先は器。涙の雫はもう半分に迫りそうだ。単純な水の軌跡に感情が秘められている。
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【写真】藤川健さんの「生命の断片No.13」
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藤岡健さんは黒みかげ石を使った「生命の断片No.13」を出展。滑らかに磨かれた上部は水面のようにきらびやかで表面に象形を映し込む。その水面に異物(遺物)が沈み込むような瞬間を感じさせる。
同シンポジウムは「彫刻のある街と市民文化の推進を願う」をスローガンに、彫刻の公開制作や企画展、彫刻林間教室、討論会、音楽会などを展開してきた。実行委員会は30周年の今年、中津川を中心とした地域に焦点を絞り、これまで以上に市民や観光客が楽しめる内容にしたいと考えている。
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【写真】有馬辰樹さんの「水面はなでる 光が浮かぶ」
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変わりつつある盛岡の街並みと文化を「川と石」をキーワードに見つめ直し、歩いて楽しむ街・観光都市もりおかの新たな魅力づくりを模索するという。
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