2004年 7月 7日 (水)       

■ 10月にトーチラン スペシャルオリンピックスに協賛

 来年2月に長野県で開催される、知的障害者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)冬季大会」を前に、全国でトーチラン(聖火リレー)など協賛行事に参加しようとする動きが高まっている。本県では5日、トーチラン県実行委(委員長・小川智子岩手看護短大副学長)が設立総会を開き、500万人のトーチラン実現に向けた協力の呼び掛けを始めた。設立総会にはNPO法人、市民団体など約70人が参加し、トーチランの日時、場所、予算などを了承した。それによると、本県のトーチランは10月24日に盛岡市大通の歩行者天国を舞台に行われることに決まった。ボランティア、伴走者の募集は来月上旬から始まる。
500万人のトーチランへの協力を呼び掛ける、スペシャルオリンピックス日本の細川佳代子理事長
【写真】500万人のトーチランへの協力を呼び掛ける、スペシャルオリンピックス日本の細川佳代子理事長

 総会では小川実行委員長に代わり、小川英行同短大学長が「SOは資金集めから、運営まですべてをボランティアが担当する。その根底にあるのは、人間愛であり、奉仕の心。看護大の建学の精神と共通の人間愛と奉仕がSOにはある。SOに向けたトーチランを人間愛の実践の場として、一人ひとりが人間を慈しむ心を養ってほしい」とあいさつを代読。

 SOの準備を進めるNPO法人、スペシャルオリンピックス日本の細川佳代子理事長が「SOはオリンピックやパラリンピックと違い、ナンバー1ではなく、オンリー1を目指して一人ひとりの可能性に挑戦するもの。障害者への無理解、無関心という意識を変え、心のバリアフリーを進めるためにも、取り組みに協力してほしい」と500万人のトーチランへの参加を呼び掛けた。

 SOの冬季世界大会は、1977年から4年ごとに開かれており、長野県での開催はアジアでは初めて。長野では約80カ国から2500人の選手が参加を予定している。

 500万人のトーチランは、SOへのPR、募金の一環として行われる。大会運営のほとんどすべてをボランティアで賄うSOの特性上、ボランティアの機運を高めることと資金集めが狙い。

 県実行委の実施案によると、SOに参加するアスリート(知的障害者)1人にボランティア10人と市民10人が加わった約20人のチームを作り、500メートルの距離を伴走。トーチをつなぎ、5キロ〜10キロほどの距離を走るという。

 参加費は大人1000円。ほかにステッカー(500円)、Tシャツ(1500円)などで寄付をするトーチランサポーターも募集する。実行委では来月のさんさ踊りでトーチランをPRした後、ボランティア、伴走者の募集を正式に始める。問い合わせ先は同実行委事務局(電話019−687−4284)まで。


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