スターバックスコーヒージャパン(本社東京都、角田雄二代表取締役兼最高経営者)は盛岡市内に開設している直営店、スターバックスコーヒー盛岡肴町店と同盛岡開運橋店の2店を今月下旬に閉店する。本紙の取材に同社広報部は「立地環境は生き物と考え出店しているが、その立地環境が変化して収益確保ができない状況になった。誠に残念ながら閉店せざるを得ない」とコメントした。
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【写真】7月下旬に閉店のスターバックスコーヒー盛岡肴町店
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スターバックスは現在、市内に4店舗ある。市内の第1号店は02年7月、菜園の盛岡ホテルロイヤル盛岡1階に、スターバックスコーヒー盛岡菜園店としてオープン。北東北3県の中でも第1号店になった。
その後、開運橋、中ノ橋通に相次いで出店。03年8月にはイオン盛岡ショッピングセンター1階に4号店がオープンした。同広報部では「菜園店とイオン店は継続する。閉店の2店での客には残る2店で利用してもらうようにアナウンスする。スタッフの中で残りたい要望があれば極力対応はしたい」と話す。
市内の20代の女子銀行員は「週1、2回は肴町店に入る。他の全国チェーンのコーヒーより好きな味。でも毎日は入るには価格が高め。近場でなくなるのは残念だけど」と言う。
肴町のフリーアナウンサー大関寿美子さんは「スタバが開店したとき肴町商店街の既存のコーヒーショップに影響があると考えたが、既存店には影響なくむしろ来店客が増えた店もあった。肴町かいわいの店舗が閉店するのはつらい」と話す。
紺屋町の喫茶クラムボンの高橋政明オーナーは「市内にはさまざまな喫茶店があり、それぞれにファンがいる。外資系のコーヒーチェーンがどこまで浸透するか注目はしていた。4店展開というのは速すぎたのでは」と見る。
肴町店は106ビルの1階のテナントになる。同ビルの管理会社みらい都市総研の櫻田尚外管理部長は「開店に至るまでは店舗開発部の担当者がリサーチしていた。開店してみたがなかなか収益が上がらない。地方でのブランド力が弱かったのではないか。開運橋店も同時に閉めるが1日に通行者数1万人の場所で力を発揮できなかったことになるのでは。106ビルは地下も閉店中だが1階も含め話が入っている」と話す。
同広報部では「立地環境はたえず変化するもの。ニーズがあれば新規出店もあり得る」と今後の展開に含みも示した。
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