2004年 7月 15日 (木)        

■ 〈経済〉ヤマダ電機が16日開店 大型店の戦いますます加熱

 家電大型店の国内最大手、ヤマダ電機(本社前橋市、山田昇社長)の県内初店舗ヤマダ電機テックランド盛岡店(小山隆彦店長)が16日午前10時、盛岡市向中野の県立盛岡商業高校南西側にオープンする。既に市内には、コジマ、ケーズデンキ、デンコードー、ベスト電器など県外家電大型店が進出しており、盛岡を舞台に本格的な戦いが展開される勢い。市内の家電小売店は生き残りを賭けた戦いに巻き込まれそうだ。

6日開店するヤマダ電機テックランド盛岡店
【写真】6日開店するヤマダ電機テックランド盛岡店

 ヤマダ電機テックランド盛岡店の店舗面積は3322平方メートルで4階建て鉄骨造り。1階部分が屋内駐車場、売り場は2、3階にある。4階は倉庫・事務所。営業時間は午前10時から午後9時の予定。従業員は40人前後。駐車場は210台収容可能。

 前潟地区のMAXDenkodo盛岡西店(3607平方メートル)に続く店舗面積で、青山のケーズデンキ盛岡本店(3300平方メートル)とほぼ同じ面積。

 ヤマダ電機の売上高(04年3月期)は前期比18%増の9391億円。国内の家電販売シェアの1割を占めるトップ企業。店舗は238店ある。

 同社は一般家電と成長分野のデジタル家電をバランス良く取りそろえた複合型店舗・テックランドの経営が特徴になっている。CD・ビデオレンタル、ゲームソフトや書籍もラインナップし、国内外のパソコンから周辺機器、通信機器などを購入できるコンピューター館やリサイクル家電品を販売するリサイク館なども運営している。

 全店での情報システムの整備や低価格化対応、無料出張修理、ローコスト経営の徹底化など、業界をリードする施策を実施してきた。同社広報は「住宅地をはじめ行政、産業、商業と将来的に新都心として機能する場所に出店することで、市全体の経済発展と地元の方々のより良い生活に役に立てれば」と話す。

 最大手の市内進出に対して県外大型店の多くはコメントを控えている。コジマ西仙北店では「対応策などノーコメントだが積極的に戦うつもり」と話している。

 テックランド盛岡店から500メートル圏内にあるOAシステムプラザ盛岡店の西沢宏仁店長は「当店は専門店。デンコードーが来てもそれほど影響がなかった。むしろ専門店の良さを知り当店に来る客が増えた。大変なのは大手家電同士だろう」と分析する。

 大通佐々木電気の佐々木美津枝専務は「盛岡を舞台に大手同士の激しい戦い。独自性のない市内の小規模家電店は淘汰(とうた)される。価格競争では勝ち目はない。イオン2店も大変だが。いずれ大変な時代になる」と危機感を募らせていた。


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