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滝沢村のNPO法人劇団ゆう(菊田悌一理事長)は沖縄県の名護市児童劇団、ニライカナイ演劇塾との研修合同公演として7日、名護市民会館大ホールでミュージカル虹色の少年たちとピーターパンの2作を上演する。「雪国っ子と南国っ子の夢を形にしたい」という劇団の思いがかない、初の沖縄公演が実現した。小中学生が中心となる虹色の少年たちの演出を劇団の高校生が初挑戦。ピーターパンは劇団ゆう青年隊の旗揚げ公演となる。岩手と沖縄の子供たちと若者のエネルギーを結集させた舞台を成功させようと練習に熱が入る。
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【写真】初の沖縄公演を成功させようと張り切る劇団ゆうのメンバー
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劇団ゆうと名護市児童劇団は共に、昨年10月に山形市で開かれた第18回国民文化祭2003やまがた児童演劇祭に参加。舞台を通して親交を深め、合同公演の構想を温めた。今年度、青少年育成事業を対象にしたJTのNPO助成事業に選ばれ構想が具体化。名護市などの主催で沖縄公演が決まった。
劇団ゆうの本隊は4日に滝沢村を出発。父母やスタッフを含め79人が沖縄に赴き、7日の本番まで、現地の劇団との合同けいこに励む。けいこの合間にはサンゴの海の体験や交流バーベキュー大会なども予定されている。
ミュージカル虹色の少年たちは劇団員の盛岡北高2年黒澤顕子さんが中学生の時に原案を書いた作品。フランス革命後も混乱が続くパリを舞台に、靴磨きをしながら孤児院の経営を助ける少年ハミル、人買いに買われひどい扱いを受けながらも懸命に生きるダンテ、裕福な子供たちしか通えないエリート校の秀才アルベルトら境遇の違う子供たちが、夢や希望を持ち友情を深めながら、正しく生きようと努力する姿を描く。劇団ゆうの小中学生、高校生に加え、名護市児童劇団の6年生10人が出演する。
今回、演出に初挑戦するのは盛岡北高3年の米沢彩子さん。「演じるのとは別の体験で、教えることで学ぶことも多い。舞台で味わう感動を小さな子供たちにも知ってほしい」、「沖縄のお客様は知らない人ばかり。一度の公演で夢や感動を伝えられるようしっかり頑張りたい」と気合いを入れていた。
ミュージカルピーターパンは、世界の名作をもとに劇団員の小川千春さん(23)が構成、菊田理事長が演出。劇団員が高校卒業後も活動できる場として結成された青年隊の旗揚げ公演となる。今回は名護市児童劇団とニライカナイ演劇塾の50人が海賊やインディアン役として共演する。
主役も務める小川さんは「あこがれだったピーターパンに挑戦できてうれしい。さまざまな経験を通して少年から青年に成長していくピーターパンとウエンディの心の葛藤を形にしたい」、「誰もが知っている名作童話の公演は、より質の高い演技が求められると思う。青年隊としてさらに上の舞台を目指していく姿勢が、子供たちの励みにもなれば」と話していた。
虹色の少年たちは9月20日、ピーターパンは11月2、3日に同村の滝沢ふるさと交流館ホールでも上演予定。菊田理事長は「子供たちは公演を重ねるごとに成長している。沖縄の子供たちは、ひじょうにエネルギッシュ。今回も得るものが大きいはず」と期待している。
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