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宮古市出身で横浜在住の田代耕司さんの個展「紙の動物園」が29日まで、岩手町の石神の丘美術館で開かれている。動物をテーマにしたペーパークラフト作品約100点が展示されている。1日には作家本人によるワークショップを開催。約20人の親子が、飛び出すカード作りを体験した。
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【写真】ワークショップを行う田代耕司さん
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ワークショップでは親子が会話をしながら一つの作品を制作。それぞれ好きな動物の親子を作り、背景や配置などを考えた。両親と参加した盛岡市の八谷渉君(4)は、ペンギンのいる陸上と魚がいる海の中の風景を制作。「簡単だった。好きな海を作れてうれしい」と笑顔。岩手町の和田華織さん(小5)はウサギのお母さんと赤ちゃんを配置した。「弟が誕生日なので、プレゼントにしようかな」と満足顔だった。
約30年間、出版社で子供のためのもの作りに携わってきたという田代さん。仕事の傍ら、ペーパークラフト作品の制作を開始。現在は子供や親子を中心にしたワークショップにも力を入れている。
子供たちにとって、もの作りの基本、原点になる体験が不足しているのを実感。「今は感じることが重要視されているが、作品を見るだけではテレビと一緒。実際に手を動かしながら自分で判断し、試行錯誤する。どうしてこういう形になるのかを理解すると、作品を見る目が違ってくる」と言う。「作るとは考えること。それが一番の基礎になる」と思う。
1941年宮古市生まれ。65年岩手大学教育学部専攻科卒業後、中学校教諭、出版社勤務を経て70年ごろから紙を主体とした作品の制作を開始。作品は中学校美術の教科書でも紹介されている。
作家によるワークショップは29日の午後2時から開催予定。参加費は無料。予約は同美術館(電話番号は0195−62−1453)まで。
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