2004年 8月 4日 (水)        

■ 英国王立演劇アカデミーが盛岡でセミナー 7人が参加

「RADAイン盛岡2004」の参加者とニコラス・バーター校長
【写真】「RADAイン盛岡2004」の参加者とニコラス・バーター校長

 英国王立演劇アカデミー特別セミナー「RADAイン盛岡2004」(日本劇団協議会が主催、現代演劇協会・劇団昴が制作)が2日から、盛岡市中ノ橋通1丁目のプラザおでってで始まった。10代から40代まで7人が参加。同校のニコラス・バーター校長とイラン・レイシェル講師が会場を訪れ、7日までの6日間の指導に当たっている。

 エクササイズでは2人が組になって、勧誘する側とされる側に分かれて寸劇を実施。「いいえ、なぜなら…」と理由を考えて断るところから開始。「はい、でも…」という断り方から「はい」と受け入れるまでを演じた。

 指導したバーター校長は「断るとき、皆の体は守ろう、逃げようと固くなっていた。『はい、でも』から『はい』に移ると、体の動きが柔らかくなった。それはエネルギーの流れが柔らかくなったということ。ブロックするときと受け入れるときでは体の表現が違う。今覚えたことをあすから自由にやってほしい」と呼び掛けた。

 同市内の劇団に所属する菅原るみ子さんは「普段思っていないようなことが、相手がいると自然に出てきたりする。思い掛けない面白さがある」と感想。

 最年少の佐々木貴恵さん(15)は、高校では演劇部に所属。将来も演劇を続けていこうと思い参加した。「周りの人たちが自分と年齢が離れていて経験も違うので勉強になる。想像するのは苦手だが、改めてその大切さが分かった」と話していた。

 バーター校長は「演劇は時代とともに発展していくもの。世代ごとに演劇の中で何ができるかという可能性に目覚めてほしい。演劇人にとって、文化的な刺激を世界各地から受けることが大事。英国の演劇人はヨーロッパだけでなく、ほかの文化からの影響を大事にとらえている。訓練法の交換は日本の演劇人にとっても役に立つと思う」と話していた。

 同校は1904年に創立された英国で最も権威ある演劇学校の一つ。プロの演劇人を養成する3年制の学校で、世界各地から学生が集まっている。同セミナーは日本では12年目。東北では初めての開催。


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