2004年 8月 5日 (木)        

■ 〈岩手競馬〉全国公営協議会の事務局次長に聞く 県議会出資法人特別委

 県議会の出資法人等特別委員会(渡辺幸貫委員長)は4日開かれ、地方競馬を取り巻く諸情勢について全国公営競馬主催者協議会の鈴木邦則事務局次長に聞いた。

岩手競馬について鈴木事務局次長に聞いた出資法人等特別委
【写真】岩手競馬について鈴木事務局次長に聞いた出資法人等特別委

 鈴木事務局次長は競馬法改正の概要について解説し「政府案をまとめるにあたり岩手や北海道をどう改善するのかを大分意識して改正に臨んだようだ。それを生かさなければならない」とアドバイスした。岩手と同じく経営が悪化した上山競馬などと比較して、地方競馬の構造的な問題点を指摘した。

 及川幸子氏(民主県民会議)は「佐賀競馬や上山競馬を見てきて身の丈に合った運営をすべきということを感じた。競馬法改正が岩手競馬にどのように影響すると見ているか」と質問。

 鈴木事務局次長は「過去は身の丈に合っていたが、今は売り上げが下がったから身の丈に合わせられなくなったのか、結果としてはそうなっても、今までは廃止になった中津競馬などを見ても何もしなかったところが多い」と答えた。

 規制緩和や事業収支改善について盛りこんだ競馬法改正については「わたしは岩手のために生かせると思う。細かく岩手のためと書いているのではなく一般論として書いてはいるが、どう改善につなげていけばいいのか課題となるだろう」と述べた。

 佐々木博氏(同)は「岩手競馬は開催関係費が高く、委託料の10・6%は異常に高い。関連会社の役員は兼任しており、民間委託すれば安くなるというより経費の負担率を高めて足下を苦しめているのではないか」と質問した。

 鈴木事務局次長は「全国的に共通の費目の比較はできるが、相当大きな費目がその他の中に入っている。場合によってはそれだけで20%を超える費目もあるので、会計基準を統一することも検討している」と答えた。

 委託については「委託元の主催者に代わって仕事をしているとすれば、相当の率が出ているのではないか」などと述べた。

 平野ユキ子氏(同)は「ITで連携するなど全国的にさまざまな方法があるのではないか」と質問。鈴木事務局次長は「連携相手がある、一緒にやっていこうという相手があるのはいいところだ」と、広域営業を評価した。


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