2004年 8月 5日 (木)        

■ 歌声は国境を越えて 不来方高音楽部が仏の女声合唱団と公演

 昔あったど。ある所に笛吹きばり習ってる人あったど。笛吹きばり習ってるもんで上手になったど。日本一の笛吹きの名人になったもんで、天竺の大王菩薩の娘が聞きつけて「なんと美しい笛の音だ。あのようなええ音を出す人は、なんたな人だべ」と、ある日、雲の隙間から垣根見てから、すっかり好きになってしまったど。

盛岡駅前のデパート内で演奏するガブリエル・フォーレ合唱団と不来方高音楽部
【写真】盛岡駅前のデパート内で演奏するガブリエル・フォーレ合唱団と不来方高音楽部

 同合唱団は1948年創立の歴史を持つ。今回の来日は創設時から指揮を務めるファレ・フィズィオさんと7人のソリストというメンバー。

 西宮市とは1981年来の付き合いがあり、フィズィオさんがぜひ不来方高のある岩手で演奏したいと希望し、両地でのコンサートが実現した。

 合唱団の一行は3日に来県。その足でJR盛岡駅周辺でコンサートPRのため不来方高合唱団1、2年生24人とともに1カ所3曲程度のミニコンサートを1時間余りの間に数カ所で行った。市民に南仏の香りほのかな歌声を聴かせた。4日には館坂橋教会でジョイントコンサートが行われている。

 代表のドゥニーズ・ヴィアルさんは同音楽部について「フランスに住んでいる日本人が日本で一番良い合唱団と言っていたが、実際に一緒にやってその通りだった。再び演奏できてうれしい。不来方高が有名かどうかとは別に一緒に歌って楽しく価値観が共有できる」と話し、共演を楽しみに来日した。

 音楽部の村松玲子顧問は「自分たちが海外に行くばかりではなく世界中からいらっしゃることを歓迎することで草の根の交流になる。生徒は代わっても人間同士のコミュニケーションができるきっかけになれば。音楽を通して人と人とをつなぎ合わせるのが願い」と話す。

 一行は生徒の家にホームステイしたり盛岡の文化や風土に触れる機会も設けられているが、通訳で世話をしているのが音楽部だった同校卒業生、高橋飛鳥さん(岩手大学人文社会科学部4年)。音楽部在籍時、2度の渡仏に恵まれたことが今日につながっている。

 コンサートでは「プロバンスの歌」などを演奏。

 チケットは当日1500円。


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