2004年 8月 7日 (土)        

■  盛岡シネマタウン社会実験へ実行委員会が発足

 盛岡シネマタウン社会実験実行委員会の設立総会は4日、盛岡市の盛岡地区合同庁舎で開かれた。市民団体や地域商業団体、国、県、市の代表者ら25人が出席。実行委員長にはいわてNPOフォーラム21の久木田禎一代表理事を選んだ。

 久木田実行委員長は「社会実験の成功には多くの関係機関の協力が必要。皆さんの協力でぜひ、成功させたい」とあいさつ。10月1日から10日まで、同23日から31日までの9日間ずつ2度の社会実験を実施する計画の概要を承認した。

 話し合いでは「トランジットモールを通行するタクシーが数珠つなぎになって歩行空間を妨げないような工夫が必要」「実験期間中のみ運行される循環バスの周知徹底を」といった意見や質問が出され、今後、計画の細部を交通、調査、計画・分析の3つの部会で検討することにした。

 社会実験では盛岡市の大通をトランジットモール化、映画館通や菜園地区と連動した中心市街地の魅力アップを図り、その有効性や課題について検証する。

 実験期間中、大通は一般車両の進入が午前10時から午後8時まで禁止され、歩行者とタクシー、バス、緊急車両のみ通行可能に。パーキングチケット用駐車スペースを活用しオープンカフェやワゴンセールなどのにぎわいを創出し、歩いて楽しい街を演出する。駅とモール内を循環する小型低床バスも20分間隔で運行する予定。

 9月に交通量調査や来街者などを対象にしたアンケートを実施し実験に備えるほか、来年2月にはフォーラムを開催し社会実験の成果を報告。「歩いて楽しむ街」の実現を目指したセミナーの開催も計画している。

 社会実験の前期は、オムニバスタウン全国サミット、後期はみちのく国際ミステリー映画祭の開催と重なっており、イベントとの相乗効果も狙う。

 久木田委員長は「盛岡は三つの川に挟まれ、中心部にアクセスしにくい都市構造になっている。ハード面での交通渋滞の解消も限界。車一辺倒ではない、まちのあり方を考えていかなければならない」と話している。


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