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盛岡市の上厨川地区の市街化調整区域27・2ヘクタールを対象にした組合施行の土地区画整理事業が計画されていることが分かった。5日開かれた同市都市計画審議会(東島末起会長)で、市に同事業にかかわる位置等に関する事前指導申請が提出されていることが報告された。市は申請内容について審査、検討を進めているが、開発の位置については庁内の土地利用調整委員会で了承する方向。今後、順調に手続きが進み、開発者から予定通り事業の認可申請が提出されれば、おおむね1年後には事業が認可される見通しという。
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【写真】組合施行による土地区画整理事業が計画されている上厨川地区。東北自動車道盛岡インターチェンジ、国道46号に隣接する交通の結節点だが、現在は工場や住居、農地が混在している。(雫石川側から撮影)
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同市によると、事業計画を申請しているのは同市上厨川地区土地区画整理組合設立準備委員会(小野寺国祐委員長)。開発予定地域は同市上厨川字柳原、横長根、野子、川原、小荒川の一部で国道46号や東北自動車道盛岡インターチェンジの南側に隣接する。大型ショッピングセンターを核に開発が進む前潟地区にもほど近く、交通アクセスに優れた地域だが、現在は工業系企業と住宅、農地などが混在している。
計画では開発予定地の80%に当たる16ヘクタールを工業系地区とし、工場、倉庫、事務所、店舗などの流通業務施設の建築を想定。残る20%の4ヘクタールは住居地域とする。今年3月に、関係権利者を対象に意向調査を実施し、約90%の同意を得ているという。同委員会は、開発目的を健全で良好な市街地の形成と企業誘致による地元住民の雇用確保とし、市に示した。
同地区の土地区画整理事業の計画は90年代の初めごろにも浮上。95年には、当時、許認可の権限を有していた県に対して、正式に事業の事前指導申請が出された経緯がある。開発の進ちょくに合わせた市街化区域への編入も具体的に検討されたが、事業が予定通り進まず、計画がとん挫していた。
市は今後、事業の採算性も含めて慎重に検討、第三者機関である開発審査会にも諮りながら、事業認可申請などの手続きに対応していく。開発地区はインターチェンジに隣接する交通の結節点で、国土利用計画盛岡市計画でも流通、工業系の土地利用を図る場所に位置付けられているため、市街化調整区域であっても、開発自体は問題ないという。
一方、今回の計画に対し、地元の土淵小学校と同中学校の両PTAから同審議会に、開発地区へのパチンコ店の出店規制を求める要望書が提出されている。学区周辺4キロ以内に既に4店舗が出店していることなどを理由に、子供たちの生活環境への配慮を求めている。
要望書では土地の用途指定を提案しているが、都市計画法の用途指定は市街化区域が対象となるため、今回の開発地区には当たらない。ただ、市は、関係者の合意により建築協定など土地利用の用途をコントロールする手法は考えられると説明している。仮に、計画通り事業着手されても、すぐに市街化区域に編入される見通しは薄いという。
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