2004年 8月 11日 (水)        

■ 不登校児童減る 県教委が調査

 県内の不登校は2003年度、小・中・高校のすべてで人数、比率ともに前年度と比較して減少していることが、県教委の調査で分かった。比率は小学校で0・24%と前年度比0・03ポイント、中学校で2・72%と同0・01ポイントそれぞれ減少。高校は前年度比0・39ポイント減少の0・84%となった。3校種合わせた不登校は1551人となった。

 調査は文科省の依頼を受け県内公立学校を対象に行われた(高校は県教委独自実施)。調査対象期間は03年4月1日から04年3月31日。不登校は病気や経済的理由などを除いて30日以上欠席した児童生徒と定義づけられている。

 小学校の人数は193人で前年度から32人の減。中学校は1030人で同55人の減。高校は328人で前年度から170人の減少となったが、今年度から中途退学者が除かれている。

 全国の比率を見ると、小学校は0・33%、中学校は2・72%となり、本県は全国平均を下回っている。小学校、中学校とも01年度をピークに減少傾向にある。男女比率では男子が49・6%と女子がやや多かった。

 学年別で見ると、小学校では学年が上がるにつれ増える傾向にあり、中学は2、3年が1年生をはるかに上回る。高校は学年の差はそれほどないが、1年生が最も多かった。

 不登校の発生校数は小学校で462校中114校、高校で84校中70校で前年度より減ったが、中学は207校中157校と、前年度の210校中155校を上回った。

 不登校の態様を見ると、小学校は「複合」39・4%、「情緒不安」33・7%、「無気力」13・5%の順で多い。中学も同じ順番で33・9%、27・8%、17・2%となった。高校は「情緒不安」30・8%、「無気力」22・0%、「複合」17・7%が上位。

 不登校になった直接のきっかけは全校種とも「本人にかかわる問題」が最も多い。次いで「友人関係の問題」となり、3番目は小学校が「親子関係をめぐる問題」、中学校と高校では「学業の不振」が挙がっている。

 「指導の結果好ましい変化の見られた生徒の割合」は小学校60・6%、高校62・8%に対し、中学校は49・3%と低い。

 回復に効果のあった指導方法として、小学校は「家庭訪問を行い、学業や生活面での相談に乗るなどさまざまな指導・援助を行った」「登校を促すため、電話を掛けたり迎えに行くなどした」「保護者の協力を求めて、家族関係や家庭生活の改善を図った」を挙げている。

 中学校では「登校を促すため、電話を掛けたり迎えに行くなどした」「保健室等特別の場所に登校させて指導に当たった」「家庭訪問を行い、学業や生活面での相談に乗るなどさまざまな指導・援助を行った」ことを挙げている。高校は小学校と同じ指導方法が挙げられている。

 学校以外の相談・指導・治療機関の利用状況を見ると、小学校では「学校以外の相談機関を利用しない」46・1%、「病院・診療所」16・5%、「教育支援センター」15・5%が上位。中学校は「学校以外の相談機関を利用しない」62・6%、「教育支援センター」13・7%、「病院・診療所」11・5%。

 高校は「学校以外の相談機関を利用しない」73・2%、「病院・診療所」22・3%、「教育センター等」3・0%となっている。


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