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【写真】さいとうよしともさんと作品「わたしあなた」
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宮城県のさいとうよしともさんと青森県の坂本憲史さんの絵画・映像展が14日まで開かれている。絵画展は盛岡市菜園1丁目のギャラリーラヴィ、映像展は同市大通1丁目のリリオが会場。岩手大学特設美術科を卒業した同級生の2人が、絵画と映像という共通するジャンルで活動していることから、初めて同展を企画した。
さいとうさんのテーマは「わたしあなた」。絵画作品は18×14aのキャンバスを約50枚ずつ横につなげて2列にして展示。「わたしとあなたのタイムライン(時間軸)」を表したというそれぞれの作品では、モノトーンの画面に人影を思わせる形を描くなど、人の気配のする作品に仕上げている。
映像作品では、登場する若者たちが「わたし、あなた、おれ、あいつ…」など、自分と他人の距離を測るようにつぶやく様子が、それぞれの日常の中に映し出されている。
同テーマには3、4年前から取り組んでいる。年月により変化していく自分を取り巻く人間関係。その時々に自分の側にいる対象を作品の中で表現してきた。今回の作品では特定の対象はないが、登場する人影は他人ではなく、もしかしたら自分かもしれないとも思っている。
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【写真】坂本憲史さんと作品「死にたくない」
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坂本さんのテーマは「死にたくない」。現在青森県内の高校で、美術教諭として勤めている坂本さん。「死を感じさせる不吉な絵を描けないか」と思っているときに、教え子の絵に出合い、衝撃を受けた。
絵画が不得意な生徒が提出した水墨画の模写は、黒髪の人間の顔の部分が肌色と赤でなぐり描きされている。目鼻などは判然とせず、黒い絵の具でほおを流れる涙が描かれている。
坂本さんはその絵に内在されている要素を抽出して同題名の7点の油彩を制作。顔全体を赤で塗りつぶしたり、黒やグレーなどの線を荒々しく配置したり。7番目の作品はそれまでの雰囲気から一転して、淡い色合いで笑顔を浮かべる顔を表現。「肉体的な痛みを超えてふわっと死んでいくのかな」という思いを表現した。
映像作品では結婚式の風景の中に戦争などの映像を織り交ぜる。幸せな日常に突然介入してくる悲劇、普段の生活の中では忘れている死の可能性を提示している。
両会場とも午前11時から午後6時まで。入場無料。
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