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盛岡市の北上川にかかる夕顔瀬橋で8月16日に行われる舟っこ流しが、今年は戦後初めて中止されることになった。下流の明治橋の側では例年通り行う。夕顔瀬橋の側では北上川の護岸工事で水深が増して安全上の問題があることや、地域のお寺の都合もあって舟っこ流しが困難になった。盛岡の夏の風物詩として親しまれてきただけに、関係者は残念がっているが、有志が明治橋に舟っこを運んで流す。
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【写真】今年から舟っこ流しが取りやめになった夕顔瀬橋
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舟っこ流しは盛岡に古くから伝わる盆供養で、送り火を焚く16日に明治橋と夕顔瀬橋の2会場で行われてきた。盛岡市内の寺院に献納された舟を担いで北上川に入り、読経して火を放つ。今年は明治橋上流で16日午後4時半から行われ、15隻が出る。
夕顔瀬橋からは毎年、青山寺、天昌寺、永祥院の3寺で舟っこを出していた。今年は青山寺の檀家と青山地区の有志が舟っこを作って明治橋まで運んで流す。夕顔瀬橋では戦後初めて取りやめた。有志の代表で青山2丁目の藤倉広美さんは「昔から3つのお寺が残って昔ながらのやり方でやっていたが、さまざまな観点からやめたいという話が出てきた。舟に細工や塔婆などを付ける作業にしても、高齢になってきたのが原因のようだが、無くなるのは寂しいので今回は明治橋に出ようということになった」と話す。
夕顔瀬橋一帯は護岸工事で水深が深くなり、川に流した舟を回収するのが難しく安全上の問題も出てきた。藤倉さんは「明治橋の方なら腰までで安全だ」と話し、北上川の環境の変化に影響を受けた。
舟ッこ流し協賛会の小枝指博会長は「護岸ができて流しにくくなったことやお客さんが少ないこともあり、流すなら一緒にやろうということになった」と話す。会場を一本化して盛り上げることにしている。
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