2004年 8月 12日 (木)        

■ 〈美術〉盛夏の岩手公園を鮮やかに 夏休み子供絵画教室展

 盛岡市紺屋町の深沢紅子野の花美術館で15日まで、夏休み子供絵画教室展が開かれている。8日に開かれた教室に参加した親子らの水彩、クレヨン画などから21点を展示。盛夏の岩手公園が色鮮やかに描かれている。

中軽米聖花さん(小学5年)の水彩画
【写真】中軽米聖花さん(小学5年)の水彩画

 同教室は6回目。今年は小・中学生約25人と家族らが参加し、岩手公園で行われた。教室では講師の重石晃子館長が「鉛筆で下書きすると細かいことに集中してしまう。絵をできるだけ器用に描かない状況で描きましょう。その方が気持ちが解放されます」とアドバイス。約2時間半、スケッチに没頭した。

 教室当日の午前中は晴れ渡り夏の強い日差しが差し込んだ盛岡地方。重石館長は「光と影がはっきりして公園のドラマチックな風景が非常に強まった。スケッチには良い場所」と話す。描き上げた作品に対し「どんと大きいものを描いて、光がきれいに取り込まれている。面白いなと思ったものはよく見るようになる」と、下書きなしにもかかわらず特徴をとらえた作品に感心している。

 橋本昌大君(小学3年)は1本の木の上方にビルが描かれ、上にアンテナ塔が乗った作品で、重石館長は「デリケートな感覚を持っている」と寸評。柏良之助君(同)の絵には「描き慣れて自信に満ちている」と話す。

 通学する小学校で岩手公園の中に自分の木を決めているという菊池美十さん(小学2年)は、その自分の木である五葉松を描いた。葉っぱが5枚付いている様子を細微に描き、日ごろの観察眼が絵に反映された。

 小苅米希実さん(岩大附属小6年)は初めて参加。池のほとりに植えられているガクアジサイの木を描いた。地面の土色が全体に広がる中で、ガクアジサイの緑が色鮮やかに輝く。小苅米さんは「面白そうだったから参加したが、思ったよりもっと面白かった。学校以外では絵は描かなかったが、また絵を描いてみたいと思った」と話していた。


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