2004年 8月 21日 (土)        

■  〈岩手競馬〉盛岡・愛馬の会が発足 存続へ市民結集

盛岡・愛馬の会の設立総会であいさつする東島会長
【写真】盛岡・愛馬の会の設立総会であいさつする東島会長

 盛岡・愛馬の会の設立総会が20日、盛岡市のホテルメトロポリタンニューウィングで開かれ、馬事文化の面から岩手競馬の危機を考えていくことを申し合わせた。会長には盛岡ユネスコ協会会長の東島末起氏、幹事長に盛岡商工会議所政策委員長の小笠原紘一氏を選出した。既に結成されている水沢・愛馬の会とともに馬産地岩手の再興を図る。

 総会には地元経済界や文化人のほか、一般の競馬ファンや岩手競馬の関係者も参加し、発足当初の会員数は約700人。年内に3千人達成を目指す。

 東島会長は「当初の500人を超えて700人の参加をいただき設立総会を開くことになり、呼びかけ人としてうれしい。岩手と馬とのかかわりはアテルイとモレの時代にさかのぼる」と歴史を踏まえて設立の趣旨を説明した。

 そのうえで「現在の地方競馬は非常に厳しい環境にあり、存続をめぐっての論議がある。人馬が技の限界に挑む感激を味わえるのは岩手の文化だ。知恵と力を合わせて岩手競馬が今まで通り存続し、岩手の馬事文化をもっと盛んにしていくことはできないか。競馬が好きで関心を持っている人も、競馬なんてと思っている人もいるかもしれないが、人馬が一体となって極限に挑む感動は貴重な宝だ」と述べ、岩手競馬の存続問題について訴えた。

 会場からは「趣旨には賛同するが、岩手競馬の存続まで踏み込んだ活動を考えているのか」と質問があった。東島会長は「皆さんの考えと意見を集約してそれにより方向性を見いだしたい」と答えた。

 このほか「(岩手競馬の)従事員がかなり参加しているので、発起人だけの幹事会でなく、従事員も参加する枠をつくって欲しい」などの要望が出された。

 役員人事では副代表に赤坂俊幸、石井三郎、重石晃子、佐々木聡、佐々木昇、智田恵子、山手寛嗣の各氏、事務局長に高橋理氏を選んだ。

 事業計画としては9月24日に同ホテルで馬事文化の講演会を開き、金野静一氏が講演する。事務局は同ホテルに置く。


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