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花巻市は、第14回宮沢賢治賞奨励賞に小川達雄氏(74)を選んだ。本紙に2000年3月から3年11カ月にわたって「盛岡中学生 宮沢賢治」を長期連載。短歌作品に詠まれた舞台を実際に歩きながら賢治の中学生像を浮き彫りにした。連載は今年、河出書房新社から出版された。賢治賞は該当作がなく、ほかに2氏が奨励賞を受賞した。表彰式は22日、花巻市のなはんプラザで行われる。
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【写真】出版された「盛岡中学生宮沢賢治」
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選考は宮沢賢治学会イーハトーブセンター理事会が当たった。選考委員長は歌人の佐藤通雅氏、22件が対象になった。
小川氏の受賞理由については「賢治の中学生時代のかかわる短歌を軸に盛岡タイムスに数年余にわたって掲載された中からいくつかのトピックに焦点を合わせて1冊に改めたのが同書だが、労をいとわぬ博捜の成果によって賢治の事績の多くが明瞭になった。著書にまとめられなかった連載部分にも、さらなる発展の可能性が残されている」とし、作品が高く評価された。
小川氏は1930年1月、宮崎県宮崎市生まれ。47年盛岡中学から盛岡高等農林を経て法政大学文学部を卒業した。岩手県内に40年間在住。福岡、盛岡二、釜石南、盛岡北の各高校に勤務。その後東京都の目白学園、埼玉県の淑徳与野高校に国語科の教師として勤務した。埼玉県所沢市在住。
賢治賞は3年以内に発表された賢治に関する研究、評論、創作などを顕彰するのが狙いで、同奨励賞はこれに準じる。ほかに賢治精神に通じる実践的な活動をした個人、団体に贈られるイーハトーブ賞が設けられている。
今回はほかに、ノートルダム清心女子大学文学部助教授の山根知子さん(40)、名古屋大学大学院文学研究科教授の松澤和宏さん(50)が奨励賞に選ばれた。
【小川達雄氏の話】この年になって、そういうものをもらうとは思っていなかった。研究者の方々から認めていただきありがたいことです。賢治の中学生時代にはまだまだ魅力が隠されている。勉強を続けていきたい。
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