2004年 9月 3日 (金)        

■  〈経済〉中食ニーズに対応 中三盛岡店が地下食品売り場を改装

 盛岡市中ノ橋通の中三盛岡店(工藤信男店長)は10日から、リニューアル第1弾として地下の食品売り場を改装する。売り場2970平方メートルのうち1320平方メートル分の鮮魚・総菜コーナーの見直しに着手。県内初の総菜店などを導入し、中食市場を中心に活性化を図る。リニューアルは89年以来16年ぶりになる。

10日から地下売り場がリニューアルされる中三盛岡店
【写真】10日から地下売り場がリニューアルされる中三盛岡店


 同店地下の商圏は河南地区が中心。客層の多くは高齢者や主婦、サラリーマンらで占められる。中三盛岡店営業部営業開発課の神雄司マネージャーは「河南地区にはマンションも増加し、この1、2年で居住人口が増加している。核家族や独り暮らしの高齢者、転勤族などが増えている。食のライフスタイルも大きく変化してきた。最近はご飯を炊いておかずは総菜にしたり、昼・夜ともに総菜を中心に食事を取る、いわゆる中食が急増している。そのようなニーズに対応するためにもリニューアルが必要」と語る。

 鮮魚・総菜コーナーには現在、田清魚店を中心に各種総菜関連の売り場が並ぶ。リニューアルでは総菜を専門特化して刷新する。田清魚店に冷凍ケースを設置し、さらに鮮度を維持・管理して、刺し身類を提供しながら、初の総菜分野を開始。焼き魚や煮魚、揚げ物類の総菜を並べる。

 新テナントとして、トンカツ専門店さぼてん、清林(ホテルサン・オーエン直営)に加え、県内初のシューマイ・ギョウザ専門店富貴パオツウロー、焼き鳥・てんぷら専門店とりせいが入る。

 神マネージャーは「これまで総菜コーナーでは区別なく一緒に提供してきた。平均客単価は6〜700円。リニューアルではそれぞれの専門性を高め、味にこだわった総菜を提供する。個食化も進み、少ないグラムで買えたり、焼き鳥も1本単位で買えるようになる」と言う。

 それまでは総菜一品でもすべて中央のレジコーナーで支払いが必要だった。リニューアル後はそれぞれの店舗で支払いが可能になる。「昼食時には近隣のサラリーマンが買いに来る。休み時間は限られているためレジ待ちの時間がばかにならない。今回はその心配はなくなる。好きな総菜店を選ぶだけ」と買い物が便利になると言う。

 同店は肴町商店街の核店舗。神マネージャーは「河南地区は人も増えており大切にしたい。今回のリニューアルは地下の一部だが時間をかけて次のリニューアルも検討したい。当店も肴町商店街の一員。リニューアルで街にさらに人が来て、活性化につながるよう力を入れたい」と話していた。


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