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岩手中央農協特別栽培リンゴの出発式が8月30日、紫波町桜町の同農協本所で行われた。農薬と化学肥料の使用を県基準の半分以下に抑えて栽培したリンゴ。集落単位で実施しているところはあるが、農協全域での取り組みは全国で初めて。安全安心を前面に出し、有利販売を図る。卸売業者との間で事前に値段を決める方法で販売する。
同農協での減農薬、減化学肥料栽培の取り組みは、交信かく乱剤を使用して行っている。メスのフェロモンを出して害虫の交配を妨害。生産者個々に栽培管理記録簿の記入を義務付けし徹底した確認をする。これによって農薬と化学肥料の使用を県基準の半分以下に抑えることに成功した。
出発式には管内の首長、県・関係機関、卸売業者ら40人余りを招待。さんさ1トン、きおう4トンの計5トンを積み込んだトラックを万歳三唱で送り出した。
全農岩手県本部の小林英男副本部長が岩手中央農協への認証証書を長澤寿一代表理事組合長に手渡し、長澤組合長から生産者を代表して北田晴男りんご部会長に証書が授与された。
認証を取得したのは同農協管内のリンゴ生産者(1021人)の約8割に相当する777人。面積で430ヘクタール(全面積700ヘクタール)になる。
認証制度は減農薬と減化学肥料に取り組んだ生産農家を認定しようというもの。同組合には約1千人の生産者がいるが、そのうち777人が認定証書を受けた。
北田部会長は「3年前から取り組み少しずつ減らしてきた。除草剤を減らした分、手で刈らなければならない。リンゴの病害虫をチェックする予察活動も夜に何度も打ち合わせを重ねるなど苦労もあった。特別栽培リンゴの認証がとれて無事送ることができ感無量」と話していた。
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