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県立不来方高校(松尾光則校長、生徒1171人)外国語学系フランス語コース3年の大浦涼子さんがこのほど、文部科学省認定実用フランス語技能検定(フランス語教育振興協会主催)の2級に合格した。専門に勉強している大学4年生程度の実力が求められる難易度の高い試験だが、学習歴2年にして見事難関を突破した。同校としては2年前に続いて2人目の快挙になった。
筆記と書き取り、聞き取りからなる1次試験の合格者がフランス人による質疑応答の2次試験を受験。日常生活や普通の職場で必要なフランス語を理解し、口頭で表現できる程度という位置付け。読む力だけでなく聞き、話し、ある程度の書く力も要求された。
検定に向けての勉強は今年の春から開始。朝に、耳で聞いた文章を書き取る練習、放課後には過去に出題された問題に当たってきた。過去問ではなかなか合格点に達しなかったため「1次試験に受かったときは奇跡かと思った」と言う。緊張して臨んだ2次試験だったが、普段の勉強よりも難しさを感じなかった。
フランス語科の鷹觜洋子主任は「生徒は自分の能力が低いと思い込んでいる。2級に合格した先輩がいることは『自分も到達できるんだ』と思うきっかけになり、頑張る気になる」と喜んでいる。
大船渡市出身。国際的な分野に興味を持ったのは小学5年生のとき。日本宇宙少年団の大船渡分団に所属し、兵庫県で開催された大会に参加。初めて、同じぐらいの年齢の外国人と接した。身振り手振りでコミュニケーションを取ったが「英語を話せればもっと面白い」と思った。
英語を勉強しようと同校に入学したが、クラスには帰国子女が多いことに衝撃を受け「一からできる外国語をやろう」とフランス語を選択。始めたばかりのころは、英語や日本語にない女性名詞と男性名詞の違いや複雑な動詞の活用などにとまどった。
2年生のときに12日間、フランスでの修学旅行に参加。ニースでの1週間は、日中は語学学校に通い、夜はホームステイの日々。特に6歳の娘にはマンツーマンで語学の特訓を受けた。容赦なく早口で話し掛けられ、自分の発音は徹底的に直された。アルファベットの聞き書きや筆記体まで指導され、帰るころには「何を言っているか分かるようになった」と言う。
「目標は緒方貞子さん」という大浦さん。「大学でフランス語と国際関係を勉強して国際的な組織で貧困国や難民の援助をしたい。世界平和を目標にフランスを拠点にして活動したい」と話している。
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