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| 【写真】2人展を開催中の黒崎徹さん(右)と後川俊彦さん |
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紫波町で愚黒(ぐくろ)窯を開く黒崎徹さんと山野草盆栽に取り組む盛岡市の後川俊彦さんの野草と器による「器と野草展」は5日まで、同市清水町の南昌荘で開かれている。
黒崎さんはビールカップやコーヒーカップなど食器、スタンドなど土の味わいを生かした陶器を作っている。後川さんは約20年、山野草盆栽に取り組み、盆栽にしっくりくる器をと2年半ほど前から黒崎さんの教室で焼き物を学んでいる。
黒崎さんは東京生まれ。益子焼を経て1994年、紫波町に移住し築窯した。「宮沢賢治の生き方、岩手の豊かな自然が好きで岩手に来た」という。その動機は作風にも表れている。「素朴で、心が慰められ、癒されるような器をと作っている」と話す。
土は日本各地のものを使っているが、今展でも遠野の土を使ったものがあるように「素朴な感じを出したいときは地元の土を使っている」という。渋めの飽きの来ない表情の器が多い。「落ち着くのがいい。緑が入っているような器が好き」と、緑青ののぞくような器が見られる。
後川さんは「2年半ぐらい前、黒崎先生の生徒の作品を見て色が自分の感性に合った」と工房を訪ねた。教室に通い焼き物の腕を磨いている。山野草盆栽のキャリアは長く「市販の器では不完全」と感じていた。「いつか自分で作ってみたいと思っていた」とき、黒崎さんの焼き物を知った。
今展では斬新なデザインの作品も見られ、常に山野草盆栽を前提に焼き物を作っていることが伝わる。自作の器に盆栽を施し作品を展示している。
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