2004年 9月 6日 (月)        

■  都市型災害に備えて イオン盛岡SCで盛岡市が総合防災訓練

 盛岡市の今年度の総合防災訓練が5日朝、盛岡市前潟で行われ、イオン盛岡ショッピングセンター前を会場に都市型災害に備えた。訓練には谷藤市長以下官民72団体から約1500人が参加。地上と空から地震と火災への守りを固めた。土淵地区の住民も多数参加し、急速に変化した地域の防災に向けて決意を新たにしていた。

新しいタイプのショッピングセンターで大規模な防災訓練
【写真】新しいタイプのショッピングセンターで大規模な防災訓練

 5日午前7時ころ、盛岡市内で震度6弱の地震が発生し、震源の深さ約10キロ、マグニチュードは7・4で大きな被害が発生したという想定。

 市内ではライフラインや道路、橋りょうが損壊し多くの建物が倒壊。前潟、土淵地区では木造家屋の多くが倒壊して人が閉じこめられ、ショッピングセンターもり災して多くの人が巻き込まれたという設定で行われた。地域住民と大規模店舗の従業員が関係機関とともに活動や体験ができる訓練で、新タイプの大型店を会場にした訓練に重点を置いた。

 市、県、消防、警察、自衛隊、電力、ガス、NTT、医療機関などから防災担当者が完全装備で出動した。地震発生がアナウンスされたあと、イオン前に置かれたセットの倒壊家屋と乗用車の中から、工具を使って被災者を救い出し、担架で運んだ。救助犬も出動して実際ににおいで人の存在を探知し、がれきの山から救助する場面もあった。

 店舗火災の想定で消防車が多数出動し、屈折式のはしごを伸ばすなどして逃げ遅れた人を救助。防災ヘリ「ひめかみ」が空から来援し、屋上からも退避させた。消防の災害活動支援車の現地運用や、タクシー無線による情報収集も行われた。

 市立土淵小学校の子供たちも体育着で参加し、ものものしい訓練に目を見張っていた。同校の星麻美子教諭は「最初のうちは迫力があってすごい訓練だと思っていましたが、実際に起こったら恐いと思いました。子供たちもよくイオンに来ているので、このような災害が起こったときにどうするか言わなければならないと思いました」と話していた。

 土淵地区活動センターでは地域住民が助け合いの心で防災体制をチェックした。


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