2004年 9月 6日 (月)        

■  〈雫石町〉愛称は「あねっこバス」に 快走デマンドタクシー

 雫石町が生活バス路線撤退に伴う代替輸送策として4月から始めたデマンド・タクシー(以下DT)は、5カ月間で延べ6499人、一日平均60人が利用をした。7月の本運行後は平均70人で推移している。愛称も「あねっこバス」に決まり、元町商店街内には商工会青年部が乗降客の休憩所もかねた施設を開設させるなど支援体制も進んでいる。

デマンドタクシー「あねっこバス」の利用客らが休憩できる雫石町元町商店街内の休み処ぺこっと
【写真】デマンドタクシー「あねっこバス」の利用客らが休憩できる雫石町元町商店街内の休み処ぺこっと

 利用状況は、利用登録者が現在1600人を超えた。試験運行期間の4〜7月4日までの3カ月間のうち平日63日間運行し、利用者3614人。1日平均が57・4人だった。

 本運行はダイヤ改正や増便、撤退したバス路線の空白区域にも車両の小型化を生かして拡充され、2カ月間で平日41日間運行した。利用者は2885人で、1日平均70・4人と試験期間より増加している。

 DTの愛称募集は4月から先月20日まで、町広報などで町内外に呼びかけた。北海道から愛知県まで93点の応募があった。このうち同町の諏訪妙さん(72)の愛称が最優秀で採用された。今月1日に中屋敷十町長から記念品が贈呈された。「しずくちゃんタクシー」などもあった。

 雫石商工会青年部(相沢潤一部長)は同町上町の元町商店街内の空き店舗に休憩、待合い施設「休み処ぺこっと」を先月23日、開設した。

 利用は平日午前9時から午後5時まで。無料で自由に利用できる。地域活性化事業調整費など300万円で改装した。期間は2月まで。テーブル席や小上がり8畳、トイレ、冷暖房完備。マッサージ機やテレビもある。物販は行わない。

 同青年部によるタウンツーリズムの会場に使用するほか、木じゃく子の制作実演や作品展示も行われる。「ぺこっと」の意味通り、DT利用者、買い物客や通院者が「ちょっと」立ち寄る場所として活用したい考え。

 運営主体の堂前義信いわてNPOセンター雫石事業部チーフは「便数も増え、利便性も増加している。強い要望もあり細部へ入りたいが、延長は電車との接続の関係もある。バス停の増設や冬場の対応などが今後の課題」と話している。

 事業の採算ラインは1日平均100人と試算しており、さらにニーズに応じたサービスの展開や運営、運行方法を検討していく。


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