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盛岡市盛岡駅西通の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ(奈良憲光校長)では、一般の人を対象にした校内レストラン実習を行っている。調理から接客まですべて学生が担当。メーン料理のほかに手作りのパンやデザートまで付く本格的なメニューを、手ごろな料金で味わうことができるため、大学生や会社員らの間でひそかに人気を呼んでいる。
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【写真】校内レストラン実習を行う学生
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平日の午前11時半から午後1時半までのランチタイム。約80席を備えるレストランは、明るく清潔感あふれる作り。洋食の一例としては、前菜のベーコンとポワローのキッシュから始まり、イカとアサリのスパゲティーミズナ添え、子牛とトマト煮野菜クリーム煮添え、パンに続き、フルーツのロールケーキ、コーヒーか紅茶が付くという質、量ともに本格派のメニュー。
訪れたのは2度目という大学の研究生の苅間澤真弓さんは「接客も味も本格的。外の店に食べに行くよりずっといい」と感想。倉田さやかさんは「初めて来たが、接客では学生さんたちの緊張感が伝わってきた。味はとてもおいしかった」と、人気は上々だ。
今年の5月から始まった新しい授業。調理、製菓と製パン、サービスの三つの分野を約10人ずつが担当し、一日20人から40人ぐらいまでの客に対応する。
2時間半から3時間かけて調理する普通の授業と違い、実際に料理を待つ客がいるため調理も接客も格段にスピードが上がった。閉店後に客から寄せられた感想を読み、反省点を改善している。
目標は仕入れや発注、原価計算まで身に付けること。及川淳至レストラン主任は「材料がいくらで入荷しているかを知ることで、ものを大事にする気持ちが育つ」と言う。「一番大事にしているのはあいさつと清潔さ。技術は後から付いてくるが、本当の気持ちを込めたありがとうを言えるかどうか。学生たちは慣れてはきたが、まだまだだと思う」と評価は厳しい。
調理担当の中村圭亮さんは「自分の作ったものを食べてもらえることを楽しんでいる。お客様を待たせないように、時間に気を付けて作っている。おいしかったと言ってもらえるとうれしい」と言う。
サービス担当の白畑美菜さんは「最初は緊張したが、最近は慣れてきた。お客様が食べ終わるタイミングを見極めるのが難しい。込んできて待たせてしまうときは『遅くなりました』の一言を必ず添えるようにしている」と話していた。
奈良校長は「実践的なレストラン実習で、よりよい調理師を育てたい。常に新しいものを作り出そうという創造性と共に、仕入れなどの経営感覚もトータルに鍛えたい」と意気込んでいる。
祭日、学校行事、テストの日を除く月曜日から金曜日まで。メニューは実習内容や担当するクラスにより不定期に変わる。料金は「料理師を育てる会」の会員に登録し、会費(料理の材料代)として400円から600円を支払う。
登録料は無料。電話か来校による予約が必要。問い合わせは同校(電話019−621−2105)まで。
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