|
盛岡市城西町のスーパーマルイチの酒類部社員小笠原薫子さん(31)が、米国ワインエデュケーター協会(本部ワシントン)がワインスペシャリストとして認定するCSW(Certified Specialist of Wine)資格を取得した。女性では東北第1号という。
 |
|
|
|
【写真】米国ワインエデュケーター協会のワインスペシャリストの資格CSWの認定証書を手にするスーパーマーケットマルイチの小笠原薫子さん
|
|
|
|
|
同協会は77年、ワインの普及と啓もうを目的に創設された。認定試験制度はペーパーテストが中心だが製造工程や製法技術、品種の知識などを問う内容で8割が合格の基準といわれる。設問は英語で書かれているが国際化時代で日本人受験者も増加しこれまでに日本で65人が合格。小笠原さんは東北で2人目の合格者になった。
小笠原さんは盛岡市出身。大学の英文科を卒業してからフランス語を学ぶためフランスのソルボンヌ大学に1年半留学した。同社に入ってから4年半。これまでに国内のワインアドバイザー、日本酒利き酒師、焼酎アドバイザーの資格を取得している。
同社では社員に積極的に資格取得を勧めており、既にワインコーディネーターは7人になった。各店で顧客に個別対応している。今回、小笠原さんが挑戦した理由は同社が直接海外で買い付けする頻度が高くなったため。
小笠原さんは「外国で買い付けする際、生産者から聞く話はすべて専門用語です。ワインの品種、発酵方法を聞くにも外国語での専門用語を知らなければ交渉できません」と言う。
受験を決めたのは昨年の暮れ。英語のテキストを取り寄せ、本格的に勉強を開始したのは1月。試験は3月下旬に東京で行われた。「日本のワインアドバイザーの試験は歴史科目のように暗記的。ワインの品種やランクなどを当てる問題が多い。しかしCSWはワインの品種による仕立て方や醸造手法を熟知しているかどうかの問題が多く論理的な問題ばかり。英語で専門用語を覚えるのも一苦労しましたが視野が広がりました」と言う。
7月には、見事合格通知を手にした小笠原さん。「時間が足りなくて8割超えたか心配しました。認定証書を受け取ったときはほっとしました。大変うれしい」と喜んでいる。
試験後の5月には、今年の秋のワインを買い付けにフランスの産地に同行した。「英語とフランス語は似た表現が多く、勉強していて大変参考になりました。現地で10月販売のワインと11月販売のボジョレヌーボーを1万本以上契約しました。昨年のブドウは大豊作。おいしいワインが飲めそうです」と笑顔を見せていた。
|