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第3回岩手一先会かな書展(主催・日本書学研究会一先会岩手支局・湯沢翠香会長)が盛岡市内丸の県民会館で開かれている。8日まで。今年4月に岩手大を退官した湯沢会長や会員の作品、幼稚園児から高校生までの学生の作品など242点の作品が併催されて展示されている。
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【写真】「正倉院万葉仮名文書」小林玉青理事(360センチ×90センチ)
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同会が探求しているのは、中国の漢字から日本独自の発展を遂げたかな文字の変遷とその美しさ。テーマに「古(いにしえ)に学び現代(いま)を創る」を掲げ、万葉がな、草かな、平がなと変化を遂げてきたそれぞれのかな文字の美に迫っている。
新古今和歌集から、結句が「夕暮れ」という「三夕(さんせき)の和歌」=寂蓮法師、西行法師、藤原定家=を課題歌に選択。同音でも異体字が多いという変体がなの特徴を生かし、会員らが創作したかな書が並ぶ。
会員それぞれが古典に学び記した作品は、かな文字であっても同じ作品は2つとないのが特徴だ。
「漢字の音を借りてできたかな文字には、例えば『い』を表すにも以、伊、移、意のようにたくさんの文字が古典にはあった。古典に学ぶことで、かなの世界の奥深さを垣間見ることができます」と湯沢会長。
「古典をそのまま書き写して学ぶ臨書、古典の文字を使って違う作品を書く倣(ほう)書、そして自分の作品を作り出す創書と段階を経て、かな文字の世界が広がっていきます」とかな文字の魅力を話した。
会場にはパネル、額、帖、巻子に記された作品のほかにも日傘やあんどんなどに書かれた作品も並ぶ。
展示を担当した同会の小林玉青理事は「かな文字は、紙質の違いがそのまま作品の違いにもつながるし、帖や巻子など、創作の幅が広いのが魅力。日本にしかない芸術を味わってほしい」と話していた。
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