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盛岡白百合小5年の砂子沢奏美さん(10)=初段、盛岡道場=が、8月7、8日の両日、宮城県利府町であった第47回小・中学生全国空手道選手権大会(日本空手協会主催)女子組み手小学5年の部で優勝し、日本一の栄冠を手にした。奏美さんは19日に千葉県幕張で開かれる世界空手道選手権大会に日本代表として出場し世界に挑む。
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【写真】組み手で日本一に輝いた砂子沢奏美さん。組み手だけではなく形の部でも全国16強入りを果たした
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奏美さんは3人姉妹の末っ子。歩美さん(15)=2段=、知美さん(13)=2段=と2人の姉も空手の有段者だ。姉たちの影響から幼稚園年長の時には道場通いを始め、見よう見まねで後を追った。
全国大会に出るのは今回で3度目。昨年は2回戦負けだった。「今年こそは」とけいこ日以外も強化練習を重ねて大会に臨んだ。
組み手は8強までは、お互い決まった技を出し合い、審判が技の優劣を判断する約束自由組み手と呼ばれる方法で行われる。8強からはマウスピースと胸当てをつけ1分30秒の間、自由に打ち合う自由組み手に変わる。
奏美さんは身長142センチ。決勝では自分より頭1つ大きい相手を果敢に攻め立てた。2人の姉からの「頑張れ」の声援も後押しとなり、全国から集まった120人の頂点に立った。
「基本通りにやったら勝てた。ちょっぴり緊張したけれど始まったら緊張はしなかった」と奏美さん。姉の歩美さんが残した全国準優勝が姉妹の最高位だったが、末っ子の奏美さんが記録を塗り替え、姉妹で初めての日本一の栄冠を手にした。
これまで奏美さんは、組み手よりも決まった動作の正確さや美しさを競う「形」で好成績を残してきたが「技が入ったときに気持ちいい。組み手のほうが好き」と笑う。
幼稚園から奏美さんにけいこをつけてきた同道場の吉田莞爾師範(59)は「負けん気が強い」と奏美さんを評する。
初めての世界に挑む奏美さんに「日本一ということは日本の代表。日本代表にふさわしい戦いを見せてほしい」とエールを送りながら、厳しいけいこを付ける毎日だ。
月、水、金の道場の練習日以外にも週末の強化練習、大学生の合宿に交じっての実戦経験などけいこに明け暮れた、この1年。応援に来てくれる姉たちの前で、世界一の栄冠を勝ち取り「世界一になったと自慢する」ことが目標だ。
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