2004年 9月 9日 (木)        

■  〈経済〉30年ぶり本館を大改修 休暇村岩手網張温泉

 雫石町網張の休暇村岩手網張温泉(田辺文隆支配人)は9月から温泉、宿泊機能のある本館の大改修に入った。営業をしながら客室のある西館棟、温泉、全館の内装工事を行う。来年4月から約3カ月間のみ本館を閉鎖(スキー場、別館の日帰り温泉館は営業)して同7月上旬にリニューアル・オープンする予定。改修にかかる費用は契約額で8億6千万円。

大改修に入った休暇村岩手網張温泉の本館(写真中央左が西館棟)
【写真】大改修に入った休暇村岩手網張温泉の本館(写真中央左が西館棟)

 本館は、鉄筋コンクリート造3階建て、建築面積3965平方メートル、延べ床面積7905平方メートルの建物。1975年(昭和50年)に建設され、30年が経過。施設が老朽化したため、抜本的な改修に着手されることになった。

 リニューアルは、西館の客室50部屋すべて、温泉の変更移設、浴室を含めた全体の耐震構造の強化、西館のエレベーターの敷設、車いすでも利用できるスロープの設置などバリアフリー化、建物の床や壁などの改装、冷暖房設備の新設など。

 客室は現在西館棟に和室50室(1室8畳)、東館棟に25室(同10畳)の計75室。西館50室のうち30室を洋室化(ベッド設置)。うち2室は身体障害者用に整備。東館も各室の内装を更新する。宿泊数は現在の326人からベッド化によって270人程度となる。

 温泉は現在の浴室を廃止して、敷地内の別の場所に新設する。98年9月の地震で劣化した個所などについて耐震構造を強化させる。

 改修は今月から順次始まるが、本館は営業を継続する。来年3月から完成まで西館棟を休止。東館棟は同月いっぱい営業する。完全に本館が休止されるのは4〜6月の約3カ月間で、スキー場は雪の状況によって4月以降も営業するほか、日帰り温泉館は改修中も通常通り営業する。

 同休暇村の前身は1965年(昭和40年)、現在ある日帰り温泉館に宿泊温泉施設「網張荘」として誕生した。76年に現在の本館へ移行した。日帰り温泉館自体は02年12月にリニューアルされた。

 田辺支配人は「入浴施設の耐震については、現在使用できないわけではないが、将来も継続して使用するため工事をする。来年3月まで工事をしながらお客を温かく迎え、最善の注意と気配りで従業員一同臨む。温泉は相変わらず素晴らしいし、温泉館も通常通り営業している。紅葉、冬期間もぜひお越しいただきたい」と話している。

 入浴料は本館、温泉館ともに500円(小学生300円)、入浴時間は本館が午前8時から午後5時まで、温泉館が午前9時から午後7時まで。問い合わせは同休暇村(電話019−693−2211)まで。


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