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【写真】リニューアルして日本手ぬぐい展を開催中の染織ギャラリーこうや。高屋一成さんと妻裕美子さん
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盛岡市本町通2の14の21のこうや呉服店は17日、染織ギャラリーこうやとしてリニューアルオープンした。1924年の創業から81周年を迎えた同店は、時代の風を敏感に感じるとともに日本の良き伝統である和装をはじめ伝統工芸品の継承につなげたいと、店内にギャラリー機能を設けた。店を任されている3代目の高屋一成さんは「商売もあるが、楽しい店にしていきたい」と話し、幅広い層の来店を期待する。特色ある各地の製品約300点を集めた「日本てぬぐい展」を26日まで開いている。
高屋さんの意向を反映してリニューアルした。「新しい時代の和の形を呉服屋として提案していきたい」と一成さん。目玉は新設した全国の染織工芸品を常時展示できるスペース。日本各地の染織工芸品を月ごとに展示していく計画だ。
明治以来、衣食住ともに西洋文化を取り入れてきた日本。長年受け継いできた和の文化は、日ごろ和装で生活する人も少数派になった。各地の伝統工芸品は現代、見直されている面もあるが、後継者も少なくなり将来の継承も危ぶまれている。ギャラリー新設には伝統の技と、そこに受け継がれてきた和の心を多くの人に再認識してもらいたいとの願いが込められている。
高屋さんは「従来のやり方と時代とにギャップがある」と感じていた。事業として時代の風をつかむのと同時に、伝統を絶やしてはならないという使命感に似たものも持っていた。客層を広げ、幅広い人に楽しんでもらいたいという。今後「着物を着る機会を作りたい。着物で出掛ける企画もしていきたい」と計画している。
第1弾の企画展は、高屋さんも会員のNPO法人きものを着る習慣をつくる協議会の中塚一雄理事長の収集品から手ぬぐい約300点を展示。日本手ぬぐいは世界で一番重宝な布の一つで、昔は誰でも持っていた。しかし、今日では利用者が少なくなり、ふく布の座をタオルに取られた。手ぬぐいは各地で染められ、絵柄には地域の特徴や団体の意向などが染め抜かれている。今展では大正から平成までの多彩な手ぬぐいを展示した。
沖縄舞踊を絵柄としたもの、竹久夢二の女性画や歌舞伎ものなど絵柄が美しく鑑賞して楽しいもののほか、三木武夫内閣誕生記念といった時代を映したもの。ひょっとこなどの顔が描かれ目鼻の穴が開いたものは、宴会などの小道具用。手ぬぐいの締め方20数種の絵を染めたのもユニーク。バンカラで知られる盛岡一高の関係者が76年に作ったと思われるものも。戦前、現朝鮮民主主義人民共和国の平壌に日本の企業が支店を出すときに作られたという手ぬぐいは、平壌名所として玄武門が描かれている。
商品の手ぬぐいではさまざまな古来の紋様を紹介。麻の華はすくすく伸びるので子供に使い、籠目(かごめ)は魔よけの意味が、亀は長寿、松葉散らしは縁起物などの意味がある。鎌(かま)と輪の絵と「ぬ」の文字をパターン化したのは「かまわぬ」を表しているという。
同展期間中は無休。午前10時〜午後7時。最終日は午後5時まで。問い合わせは電話622-2535。
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