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岡田卓也展が10日まで、盛岡市大通3丁目の盛岡クリスタル画廊で開かれている。アクリル樹脂で制作した立体作品16点が展示されている。
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【写真】「積層04−P01Diary May to jury」(アクリル樹脂、塵、虫、雨)
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作品はすべて木枠にアクリル樹脂を1層ずつ流し込んで制作。層ごとに油絵の具や夜光塗料を流し込んだ作品では、色が重なり合ってさまざまな形や表情を描く。鮮やかな色合いと輪郭が生かされる油絵の具と、半透明な柔らかさを持つ夜光塗料を使い分けている。
今展で初めて発表された「Diary(日記)」と名付けたシリーズでは「自分がいかに手を加えずに作品を完成させるか」に挑戦。「自分は毎日、樹脂を流し込むだけ。これ以上できないぐらいまで仕事を簡略化させた究極の姿」という。
「積層04−P01Diary May to jury」は、題名通り5月から7月にかけて制作。野外に放置しながら制作するため、その時に自分の周りに存在した虫や雨粒、ちりまでが樹脂の中に自然に入り込んだ。主観的に文字を書き連ねるよりも、雄弁に語られた日常が透明な樹脂の中に閉じ込められている。
一貫して「積層」をコンセプトに制作を続ける岡田さん。地層や木の年輪、人の歴史など世界のすべてのものは、時間の中で積み重ねられたもので構成されていると意識する。「大切なことは、われわれが多くの先人たちの知識や経験、思考、記憶などの上に生きていることを意識すること」と話す。
「人が生きるということは、時間の中で精神を積み重ねていくこと。わたしにとって積層とは人生の象徴であり、作品は実際に物質を積み重ねることで人の歴史や人生を表現したもの。と同時に、わたし自身を積み重ねたわたしの人生そのものである」と語る。
1969年愛媛県宇和島市生まれ。94年岩大教育学部特設美術科卒業。96年県美術選奨受賞。2001年第7回KAJIMA彫刻コンクール入選。03年第8回同コンクールマケット入選。
午前11時から午後6時半(最終日は同5時)まで。火曜日は定休。
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