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岩手銀行(永野勝美頭取)は1日、青森銀行(井畑明男頭取)、秋田銀行(新開卓頭取)の2行と共同で、新たな企業再生ファンド「北東北がんばるファンド」の取り扱いを開始した。
過剰債務処理や事業の再構築を必要としている北東北3県を中心とした企業に対し、再生支援を行い地域経済の活性化を図ることが目的。県境を越えての地方銀行共同ファンドの取り扱いは全国で初めて。
同ファンドは約50億円規模を想定。ファンドの管理・運営は企業戦略コンサルティングで著名な投資会社ジェイ・ウィル・パートナーズ(本社東京都、佐藤雅典社長)。同社は、既に200億円規模の親ファンドを運営しており、親ファンドから新ファンドに出資する。
3行は再生のために支援対象企業の債権を新ファンドに売却する。売却は時価で行われる。売却された企業は新ファンド運営のジェイ・ウィル・パートナーズが再生支援する仕組み。
同社は旅館・ホテル業や病院関係の分野で再生支援の実績がある。岩手銀行総合企画部の斎藤雅博部長・執行役員は「再生支援の1つの選択肢として3行で協定を結び、当ファンドの取り扱いを開始した。本業は良いが過剰債務を抱えて業績不振の企業などは支援対象になろう」と言う。
ジェイ・ウィル・パートナーズが再生した企業に対して再び銀行が融資を再開するケースもある。
斉藤執行役員は「あくまで再生のための債権売却。ファンドの専門家らは再生のためのノウハウを持ち、パートナー探しも行い企業価値を高めることを目指す。企業財務支援室を中心に不良債権処理などに携わっている」と話す。
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