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県議会9月定例会でふれあいランドの用地取得に関する控訴案件が否決され、6月定例会の資産公開条例案に続いて増田知事は、対議会で3個目の黒星を付けた。増田県政2期目はオール与党化が指摘された県議会だが、3期目は第1会派の民主県民会議、第2会派の自民クラブが質問内容や議決に抵抗感を示す場面が増えている。一貫して県政与党である第3会派の政和会も控訴案件については否決に回った。増田県政の3期目が折り返しに近づき、各会派のオール与党色が次第に玉虫色に変わりつつあるようだ。
民主県民会議の伊藤勢至代表は今回の否決について「明らかに不誠実なことだったので、県議会として当然のこと。県の施設を建てようとして協力してくれた人にやることではなかったし10年たっている。担当者が変わったなどと言い訳になるものでない。今まで先送りしてきた分がここに来て出たということ」と、原告が勝訴した盛岡地裁判決を認める。
この問題は前期の自由党会派時代に故村上恵三氏(盛岡選挙区)が繰り返し取り上げ、答弁を引き出してきた。伊藤代表は「今回は決して故人のため動いたわけではないが、村上先生でなくても同じ行動をしただろう」と県の対応をたしなめる。県提出案件の否決が続いたことについては「わたしたちの調査が及ぶところであればあり得るところだ。県境産廃や森のトレーでもまだ分かっていないことは多いのではないか」と、チェック機能を果たすべく厳しい姿勢を打ち出している。
自民クラブの工藤篤代表は「知事も1998年11月の議会で誠実に対応したいと言っている。議会の答弁は重い。誠意をもって対応するのは当然だから、われわれとしても見逃すわけにはいかなかった」と話す。環境福祉委員会では当局を厳しく追及した。「増田知事の姿勢が問われるのではないか」と、この問題では県の対応を批判する。
政和会の吉田洋治代表は、県議会の否決が続いていることについて「たまたまだと思うが、資産公開のときは今までの議会の経過があったので2度目は知事の積極的な努力を多として賛成した。ただ今回の件は1992年から今日まで10年間の経過があり、県の責任で地権者が納得いくような解決をしなければならなかった」と話す。「議会として当然の結果だったと思うが、10年間の間に地権者が納得する対応があったのではないか」とやはり批判的だ。
第4会派の社民党、1人会派の公明党、共産党、無所属もふれあいランドの議決では否決に回った。共産党は一貫して増田県政に批判的で、知事に対するオール与党は、案件によってはオール野党に転じることを示した。
藤原良信議長(民主県民会議)は「なれ合いではなく是々非々で臨むと議長就任のときから話していた。自立した独立した機関として誠心誠意責任を果たすことだ。ふれあいランドの件では人道的な観点からもきちんと判断を下した」と話し、議会改革の一環としてチェック機能を高めていると受け止める。
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