2004年 10月 7日 (木)        

■  〈盛岡市〉旧市場跡地の売却公示 商業業務系の3.6ヘクタール

旧市場跡地
【写真】旧市場跡地

 盛岡市は1日、同市津志田の旧盛岡中央卸売市場跡地のうち商業業務系の1区画(3万5690平方メートル)を一般競争入札で売却するため公示した。入札予定価格は21億1274万円。市は今回の売却益で残る区画を売却するための周辺道路や上下水道などの整備を05年12月の完成をめどに実施する計画。近隣型商業地区の形成を前提にした民間への売却構想から丸2年。長らく塩漬け状態となっていた土地の活用がようやく具体化する。入札への参加申し込みは今月29日まで。入札日は11月10日の予定。

 今回、売却されるのは都南バスターミナル北側にある旧市場の中心部分。建ぺい率80%、容積率400%。青果棟や管理棟、関連事業所店舗が現在も残っており、解体撤去費等は買い手側の負担になる。

 地元からの要望もあり、公募条件として風俗店やパチンコ店、ボーリング場、映画館などの建築を3年間制限。第三者への転売なども想定されるため、今後新たに地区計画を策定し、恒久的に住環境の保全を担保する方針だ。

 市は99年から地元住民も交えて旧市場跡地の利用を検討。02年8月には商業・業務、福祉・業務、ゾーンバスターミナルの3区分として活用する計画を発表していたが、地域全体のまちづくりに配慮した売却先の検討や市場青果部門の卸売業者の破たんなどの対応で具体化が遅れていた。

 約8万5000平方メートルある旧市場跡地のうち、売却の対象となるのは6万7400平方メートル。今回、公募売却する土地のほか、05年度に同じ商業業務系の土地約1万6100平方メートルの売却を予定している。福祉・業務系の用地は地元から要望が強い福祉施設などへの活用を検討し、残る業務系用地は06年度までに売却したい考え。

 土地の売却益の総額は約40億円を目標とし、周辺整備のほか約240億円を投じた新市場建設の起債の償還に回すことになっている。


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