2004年 10月 8日 (金)        

■  恩師へ送る舗装駐車場 盛岡工業高土木科生徒が現場実習

型枠に流し込まれたコンクリートをこてを使ってならす生徒
【写真】型枠に流し込まれたコンクリートをこてを使ってならす生徒

 学校で道路工事を体験−。盛岡工業高校(川原利夫校長、生徒977人)の土木科3年生9人が7日、学校敷内の駐車場にコンクリートを打つ作業をした。土木科といっても、生徒たちが“現場を踏む”のは、初めて。5カ月にわたって準備を進めてきた現場にコンクリートを打ち、現場の手応えを肌で感じた。

 生徒たちが舗装したのは、縦5メートル×横6メートルほどの職員用駐車場の入り口部分。型枠を設置した後、ミキサー車から生コンクリートを流し込み、コンクリート打ち込んだ。スコップ、レーキ、こてと、それぞれ道具を持った生徒らは、教諭に指導を受けながら、舗装工事に挑んだ。

 流れてくるコンクリートをスコップでかき出す役目、レーキやこてでコンクリートをならす役目など、役割を分担しながら、作業を進めていた。

 須田哲哉君(17)は「初めての作業は、すごく面白かった。一から全部自分たちでやるというのは、いい経験になるはず。就職先でも、きょうの経験を生かせそうだ」と汗をぬぐった。

 小笠原悠人君(17)は「実際の作業では、スピードが求められると感じた。今までで一番の苦労は、地盤が粘土質で水がたまったこと。スポンジやポンプで水を取る作業が大変だった。一足早い卒業制作です」と笑顔で話した。

 佐々木克彦土木科長は「測量、図面引きから施工まで、一連の作業を実際に体験したことは、いい経験になる。作業をさせてみると、動きもいいし、予定よりもいいペースで進んだ。コンクリート打ちの後、現場の片付けまで視野に入れて、指導を続けたい」と、生徒の働きに満足げだった。

 同校土木科が実際の工事を体験することはまれ。今回は駐車場の舗装がはげ、工事が必要なことから、同科の課題研究の一環として取り組んだという。


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