2004年 10月 10日 (日)        

■  〈玉山村長選〉合併の賛否問う 千葉守夫氏が正式表明

【写真】出馬会見した千葉守夫氏

 前玉山村議会議長の千葉守夫氏(53)は9日村内で会見し、19日に告示される村長選挙への出馬を正式表明した。現在進められている盛岡市、矢巾町との合併協議を打ち切り、自立の道を選択することを公約に掲げる。同村長選挙には現職の工藤久徳氏(69)が出馬を表明しており、これによって12年ぶりの選挙戦となる。工藤氏は合併についての態度を明らかにしていないが、対立候補が合併反対の立場を明確にしたことで合併の賛否をめぐる選挙になることは避けられなくなった。盛岡圏合併の成否を占うことになる。

 会見で千葉氏は「わたしは当初より3市町村の合併には反対の立場。村内各地の多くの方より村財政の厳しさは分かるが、行革をしながら自立を目指し、住民とさらなる協議で、盛岡市以外の近隣町村との協議が必要との考え方があった」と説明。

 「村主催の合併懇談会では今後の方向性は示さぬながら、合併せざるを得ない説明がされ、そのことを危ぐする住民の合併反対の勉強会に参加し、合併反対を鮮明にしている候補予定者として推挙いただいた。告示を目前に皆さんの熱意に明るい村をつくるべきと出馬の決意をした」と意欲を話した。

 合併に関しては「個人的に会った住民の99%は反対だった」と述べ、「人口28万人都市に1万4千人が吸収されると、これまで培ってきた村としての意見が反映されない。個性が失われる」と説明。

 「合併せざるを得ない場合は近隣町村、対等にひざを交えて話せる対話が必要だと考える」と見解を示した。

 立候補の表明が告示直前になったことについて「無競争では村の活性化に向けてまずい。村内での合併反対の声の強さを痛感した。勉強会でも改革には対立候補擁立しかないとして打診を受けた」と話した。

 選挙戦については「リーダーたる者、方向性を持っていないのはまずい。説明責任、説得責任が必要だ。批判も浴びるだろうが、賛意も得られる。合併の賛否を明確にしていきたいと思う」と述べ、工藤氏の合併へのスタンスを引き出し、構図を明確化させたい意向。

 村議時代の励ます会を母体に後援会(会長・小林清美寺林自治会長)を8日夜の勉強会で立ち上げ、出席者を幹部に据えた。10日に地元へ説明したあと、全村に組織を広げる。町民党的立場で政党などの推薦は受けず無所属で臨む。事務所はIGR好摩駅周辺に設置を予定している。


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