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独立行政法人東北農業研究センターは、キャベツや白菜などの葉菜類の化学肥料や農薬の使用量を大幅に削減する技術を開発した。うね作りの中で根が吸い取るポイントだけに必要とする量だけ与える。これによってこれまで余分に与えていた農薬や農薬を削減できる。ほ場による個別差はあるが肥料で平均の2分の1、農薬で同3分の1まで削減することに成功した。
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【写真】東北農業研究センターが開発したうね立てと同時に肥料・農薬を施用する機械(東北農業研究センター提供)
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施肥(元肥)や農薬の使い方は、耕す際にうね全体に入れられるため、根が届かない部分まで入っているが実質的には使われていない。雨などでうねが崩れていくと化学肥料の窒素分などが流れ出て川を汚染する要因の一つにもなる。
同研究センターの野菜・花き作業技術研究室(屋代幹雄室長)では、むだな肥料や農薬を使わない技術を研究してきた。
うね立て機の耕うん軸に根巾を合わせて2枚の円盤を上部に取り付けた「うね立てと同時に肥料・農薬を施用する機械」を開発。2枚の円盤で巾20センチ、高さ30センチのうねを作り、苗の周囲だけに肥料や農薬が入るようにした。これを覆う形でうねを形成することで、うねの外に化学肥料や農薬が流れ出すことはなく根の生長の範囲内で必要な量を与えることが可能になった。
比較したところ化学肥料で現在の平均的な使用量(10アール当たり120キロ)の半分の60キロの施用で重さ、形ともほぼ同様のキャベツや白菜が収穫された。農薬はキャベツに使うフルスファミド粉材で現在(10アール当たり20キロ)の3分の1以下の5・9キロに減らし、根の周囲に施用するだけで同様の効果が得られた。
屋代室長は「余剰肥料の流出による環境負荷が低減される。肥料、農薬が減ることで農家の資材費も削減され作業工程の省略が可能となり生産コストが低減される。農機具の改造費はトラクターにロータリーの付いた機械の場合は50万円以下でできると思います」と話している。
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