|
東北フィルムコミッション・セミナーin盛岡は10月30日、盛岡市中ノ橋通1丁目のプラザおでって・ホールで開かれた。映画界のゲストが出演。それぞれの立場や経験から「地方ロケ誘致の推進」をテーマに発言した。
 |
|
|
【写真】合作映画を中心に語ったチャ・スンジェさん(右)
|
|
|
|
|
|
盛岡広域フィルムコミッション(FC)の主催。韓国映画プロデューサーのチャ・スンジェさん、プロデューサー加藤貢さん、美術監督種田陽平さんらが出演した。
チャさんは「ほえる犬は噛まない」「八月のクリスマス」などを手がけ、韓中合作「武者(MUSA)」も製作。新作「力道山」は日韓合作映画となる。「力道山」では今春、サクラの映像を盛岡でロケした。第1部に出演し、合作映画の製作事情を語った。
「力道山」製作のきっかけについて、チャさんは「日韓には複雑な歴史があり、日本で尊敬されている人が韓国では尊敬されず、韓国で尊敬されても日本では尊敬されないことがある。力道山は両方から愛される人物だと思い始めた。日本でも映画製作の準備をしていて一緒に製作することになった」と説明。別に準備を進めていた日本のプロデューサー河井信哉さんと、最初にお互いにシナリオを作り良い方を採用しようと約束し、韓国側のシナリオが採用されたという。
ロケはリングのセットなどを韓国で作り行ったが、60〜70%は日本で撮影。監督のソン・ヘソンさんら撮影、照明の監督以外は日本人スタッフだったという。ロケ地の決定は監督をはじめ日本と韓国のスタッフが「全国を歩いた。昭和の雰囲気のある場所を探した。広島の北野武監督の映画のセットを大いに活用した。盛岡ではクランクインしてサクラの景色を撮った」。
今回のロケ地に関するFCの働きかけについては「さまざまなFCからアプローチがあったと聞いている。盛岡には多大な協力を得た。盛岡の撮影は偶然で、製作開始が遅れて、サクラのシーンを取らなければならず、4月下旬になり盛岡となった」。
合作映画は「日本映画として1本、韓国映画として1本できることになり、シェアが広がる利点がある。しかし、うまくいかないとどっちつかずになる。難しいことだ」とメリットとデメリットを説明。「『力道山」は基本的に日本映画。主演のソル・ギョング以外は日本人、98%が日本語のせりふ」と話し、日本では昭和の時代を振り返り、韓国ではそれほど知られていなかった力道山を初めて知る機会」と、とらえた。
|