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盛岡市下鹿妻字北の野古A遺跡が10月30日、現地公開された。同遺跡では県埋蔵文化財センターが第23、24次調査を1日まで行っている。
調査対象は合わせて約3400平方メートル。同遺跡は大きな範囲に広がると推定され、推定範囲の北東寄りの部分に当たる。
調査区域では、主に奈良・平安時代の竪穴住居跡などの遺構が見つかった。住居跡は過密ではないが、14棟の竪穴住居跡を検出。方形の形をし、かまどを設けている。煙道はこの付近の遺跡と同様に、奈良時代のものが西方向、平安時代のものが東の方向に設けられる傾向が当てはまった。
遺物では奈良・平安時代の土師(はじ)器や須恵器の土器が出土し、墨書土器は「吉」と書かれていた。管玉(くだだま)という短い菅状に加工して円面に穴を通している装飾品が1点出土した。濃い緑色の石製。鉄製品は平安時代の住居から、鋤(すき)先が出土した。
今回の調査で野古A遺跡の集落範囲がさらに広がっていることが証明された。周辺の集落では奈良時代の住居跡はやや低い部分に、平安時代の住居跡はやや高い部分に立地する傾向が見られるが、野古遺跡は両時代とも低い部分に位置する。
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