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盛岡在住音楽家の出演による「オペラ『電話』&フランス歌曲の夕べ」は19日午後7時から、盛岡市盛岡駅西通2丁目の盛岡市民文化ホール小ホールで上演される。海外や東京発ばかりではないオペラもと企画された。ソプラノ丸岡千奈美さん、バリトン藤元一匡さん、ピアノ滝沢善子さん。オペラはくらもちひろゆきさんが演出する。
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【写真】手作りオペラに臨む滝沢善子さん、丸岡千奈美さん(左から)
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滝沢さんはドイツ留学当時オペラが大好きで通い詰めていたほど。オペラを演じる側としてピアノを演奏する機会はなくいつか演奏できたらという思いをずっと温めてきた。
今春、ピアノ一つで演奏でき、登場人物も少ないメノッティ作の「電話」を上演しようと、「真っ先に浮かんだ」丸岡さん(岩手声楽研究会員)に連絡したという。丸岡さんも二つ返事で受諾。実行委員会を立ち上げ、公演準備を進めてきた。
盛岡でもオペラに触れられる機会はある。けれども、海外からの公演や東京発の公演がほとんど。地元の音楽家でも楽しい公演ができることを知ってもらいたいと、地元にこだわった。
「地元で企画して手作りで、みんなの手で作っていこう」(滝沢さん)。丸岡さんの相手を務める藤元さんは盛岡大学文学部3年で、もりだい演劇部所属。演出のくらもちさんは架空の劇団主宰。地元で固められた。
オペラというと「サロメ」「フィガロの結婚」「椿姫」「カルメン」など、何幕もある大作を連想するが、演目の「電話」は1幕だけの約20〜25分。1950年代のアメリカ、電話が家庭に普及したころのアパートの一室で繰り広げられる。おしゃれな恋のオペラ。オペラファンのみならず、肩ひじを張らずに楽しめ、オペラは初めてという人にも見てほしいという。
丸岡さんは「今なら携帯電話が普及してきたようなもの。現代にも通じる社会風刺の入った内容だが、喜劇タッチの楽しいオペラ」と話す。
「絵でも同じだが、これが良いからと押しつけることはしないで、いろいろな人に足を運んでもらい、その人その人の感じ方で良かったと思ってもらいたいと、いつも思っている」と丸岡さん。
滝沢さんは「念願のオペラ演奏。皆さんに楽しんで聴いて、見てもらえるよう頑張りたい。オペラだけでなく美しい歌曲も演奏する。皆さんがびっくりするようなことが起こるかもしれないのでお楽しみに」と話している。
「電話」は第2部。第1部では「テレジアスの乳房」よりアリア「御主人様、そんなことは」(プーランク)、「ばら」(フォーレ)、オペラ「スペインの時」よりアリア「なんとすばらしいことか」(ラヴェル)など歌曲を演奏する。
チケットは全席自由で2千円。市内各プレイガイドで発売。問い合わせは実行委員会、滝沢昭子さん(電話663−0032)へ。
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