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| 【写真】盛岡市役所玄関で杉生園の利用者と公用車にバイオディーゼル燃料を給油する谷藤市長 |
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盛岡市は、公用車1台と最終処分場内の運搬車両2台に、環境負荷の低い使用済み天ぷら油を再利用したバイオディーゼル燃料を採用した。2日、同市役所で給油式を開いた。
谷藤裕明市長が同燃料を精製している知的障害者授産施設盛岡杉生園(同市青山4丁目、工藤雅夫園長)の利用者と同燃料を市所有のステーションワゴンに給油。価格は1リットル当たり80円で軽油と比べて安価。二酸化炭素排出削減も図られる。
同園は、これまで有料で廃棄処分されていた使用済み食用油を1リットル当たり5銭で買い取り、施設内で専用のリサイクルシステムを使って同燃料に再利用。廃食用油をメタノール反応させ、「エステル化」と呼ばれる製造技術で分離、ろ過、洗浄して精製する。
環境面で▽軽油と比較して黒煙の排出量が3分の1▽排ガスに硫黄酸化物をほとんど含まない▽二酸化炭素排出削減−などの効果がある。
工程段階で添加するメタノールが原価の大部分を占めるが、軽油を混合しないので軽油引取税の課税対象にならず、現在の軽油価格よりも安価にできる。同園では現在同市近郊の自家用車など23台と取引があり、月産約2千リットルを精製している。日産は100リットル。
給油式には谷藤市長、同園を運営する自立更生会の細川光正理事長、工藤園長と利用者らが出席した。給油後、エンジンをかけるとマフラーからの煙は目視でほとんど確認できず、代わりに天ぷらを揚げているときの香ばしさが漂った。
谷藤市長は「地球温暖化をはじめ環境問題は地球規模で取り組むべき最重要課題の一つ。同園の取り組みは二酸化炭素削減、循環型社会の構築、大気汚染防止と環境保全に大きく貢献する。市としても取り組みに協力させてもらい、今後この循環の輪が広がることを期待する」と述べた。
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