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盛岡市内の野菜の平均の値段は、ピーク時よりは下がってきたものの、ものによっては依然例年の2〜5倍の高値で推移しており、スーパーなどではカット野菜で対応している。消費者は安い野菜を求めて産直に走るなど生活防衛。年末にかけてまだしばらく高値が続きそうという。
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【写真】店頭の野菜を選ぶ消費者(サンフレッシュ飯岡駅前店で)
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今年の秋野菜は9月に相次いだ台風や長雨の影響で大打撃を受け急騰した。特にレタス類やキャベツなどの生育に影響が及び、出荷量が激減して品薄の状態が続いている。
同市羽場の丸モ盛岡中央青果の小島款常務は「10月中旬の最高値のときに比べれば少しは落ち着いてきたが、まだ全体に品薄状態。数量で2、3割減。東京は5割減のようだ。連続で上陸した台風に加え夏の猛暑も響いた。東北も残暑に悩まされた。93年の大冷害のときと同じ状態」と頭を抱える。
市場での取引でレタスはまだ1万円から1万2千円(10キロ)。キャベツは3千円前後(同)。小島常務は「レタスは例年の5倍以上。キャベツも3〜4倍。それでも入荷分は量販店や大口ユーザーからの引き合いが絶えない。年末に向け何とか回復してもらいたいけど」と話す。まだ先行きが見えていない。
レタスやキャベツは茨城県産が一番多く出回っているが、関東地方へも台風被害が発生し、生育不順で例年より小粒。
市内のスーパーの店頭にはカットされて並んでいる。
同市上田のファル上田店ではカット野菜などにして販売している。レタス1個が398円、キャベツ2分の1カットが198円、ダイコン半分が128円という値段。
同店の田中義行店長は「入荷価格が高値であり、お客さまには何とか買いやすい値段で販売したいため、カットしたり半分にするなどで提供している。ほとんど原価か原価割れの価格。これから野菜の多くは県外産に依存する季節になるため、価格の行方は大変気になる」と今後の生産地の出荷量や価格を気に掛けている。
同市永井のサンフレッシュ飯岡駅前店には野菜農家40軒の取れ立ての野菜が並ぶ。市内の小売店や量販店より価格が安いとせっせと足を運ぶ市民も。ダイコン126円、キャベツ158円などと価格がつけられていた。
同店販売担当の小野寺節子さんは「量販店よりは安い価格なはず。最近は産直を利用する客も増えた。遠くから来たようだ。ほかよりは安いが前年に比べれば1・5倍から2倍はしている。ただしレタスは260円で高値」と言う。
同店に買い物に来た矢巾町の主婦高川直美さんは「最近はよく来ます。鍋物の季節でどうしても野菜が必要。肉類を食べるときも。レタスは高くて最近はほとんど買わない。キャベツは値段が安くなったとき少し多めに買います。キャベツは炒め物にも利用できるので」と価格を見ながら選んでいた。
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