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谷藤裕明市長は2日の定例記者会見で、2005年度の盛岡市一般会計予算における一般財源見込み額は、04年度当初予算に比較し約7億円(1・1%)減少する見通しであることを明らかにした。国の概算要求時の地方財政収支仮試算に基づいて推計したもので今後、年末にかけて決定される国の地方財政対策によって、さらに調整が行われるが、一般会計に占める義務的経費(人件費や生活保護などの扶助費、公債費)の増加は著しく、投資的経費の大幅な削減は避けられそうにない。
市は05年度の予算編成で、初めて、行政評価システムに基づく施策ごとの予算枠配分に取り組んでいる。05年度を初年度とする市の新しい総合計画に盛り込む41の施策を対象に、施策の優先度を判断した上で予算を傾斜配分する方式で、施策をコスト抑制施策、水準維持施策、重点投資施策の3つに分類。コスト抑制施策の縮減予算分を重点投資施策に振り向ける。
予算編成作業では04年度事業をベースとして各施策ごとに、05年度の義務的経費、準義務的経費(人件費および公債費に対する他会計繰出金、債務負担行為にかかわる経費など)、特殊事業(数年に一度開催される事業の経費など)、特別枠事業(多額の費用を要し枠内での調整が困難な政策的事業など)にかかる経費を算定。一般財源見込み額から、これらを除いた一般経費を傾斜配分の対象とする。
三役と各部長で構成する行政評価推進委員会が、行政評価の結果をもとに、施策の優先度について検討を進めた結果、安全で暮らしやすい都市づくり、緑あふれる都市づくりに重点投資する方針がまとまった。特別枠事業は今のところ、廃棄物の最終処分場の再整備が対象になっているという。行政評価の結果は来年2月に市民にも公表する。
新しい予算編成の方式について谷藤市長は「全国的にも先駆的な取り組み」と説明。「予算編成において自分の部署だけにとらわれず、市全体を横断的に見ていく目線は市の幹部に広がったと思う。今後、大いに期待したい」と述べた。
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