2004年 11月 4日 (木)        

■  〈美術〉彫刻と出合う街 盛岡市中央通で野外展20周年記念展

国内外で活動する作家の彫刻や中央通振興会の呼び掛けに応じて市民から寄せられた作品などが展示されている20周年記念チャリティー展
【写真】国内外で活動する作家の彫刻や中央通振興会の呼び掛けに応じて市民から寄せられた作品などが展示されている20周年記念チャリティー展

 中央通野外彫刻展20周年記念チャリティー展が1日から盛岡市中央通3丁目の共済ビル1階ロビーで始まった。盛岡中央通振興会(横澤昭平会長)の主催。中央通野外彫刻展への出品作家の作品など彫刻29点をはじめ、ホームスパン、ステンドグラス、彫金など合わせて約50点を展示、販売。チャリティー展の収益金は新潟県中越地震の被災者のために寄付する。

 同振興会は「彫刻と出合う街・中央通」をキャッチフレーズに1984年3月から中央通を舞台にした野外彫刻展をスタートさせた。これまでに通りに面した私有地に石彫7点を設置。岩手大学特設美術科や盛岡彫刻シンポジウムの協力を得ながら、市制100周年記念彫刻コンテストや青空彫刻展10周年記念フェスティバルの開催、中央通青空彫刻展記念誌の発刊などにも取り組んだ。今回のチャリティー展には20年にわたる活動の趣旨を再確認、再発信する思いが込められている。

 当初から活動に携わる同大学教育学部芸術文化課程造形コースの藁谷収教授は「20年前は歩道への設置許可が下りず、結果的に少し奥まった私有地に設置することになったいきさつがある。彫刻を置くことによって道路の起伏が分かったり、景観的に電線をうるさいと感じたりする意識が市民の間にも芽生えてきた。まさに彫刻が通りの活性化や状況を伝えるアンテナ的な役割を果たしてきたのだと思う」と話す。

 20年が経過し、まちの様子も市民の意識もずいぶん変化した。今後も通りの活性化やまちづくりについて何らかのメッセージを発信していけるような活動を続けていきたいという。

 チャリティー展は7日まで。午前10時から午後6時までの開催。5日午後6時からは同ビル4階大会議室で、中央通における彫刻の役割について藁谷教授の記念講演会も開かれる。

 問い合わせは横澤歯科医院(電話652−1157)へ。


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