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1921年11月4日に暗殺された平民宰相・原敬ををしのぶ、第25回逸山忌俳句大会が命日の4日、盛岡市中ノ橋通のプラザおでってで開かれた。盛岡市清水町の志和正巳さん(80)=県俳句連盟会長=の「樹を離る鵙(モズ)の鋭声(とごえ)や逸山忌」が逸山賞に輝いた。原の孫で京都在住の原ミサ子さんとひ孫の岩谷千寿子さんも来盛し、原のぼだい寺・大慈寺で拈(ねん)香し、先祖を供養した。
俳句大会は、原が一山(のち逸山)の号で俳句をたしなんでいたことにちなんで、命日に毎年開かれている。今年は県内の俳人約60人が参加し、逸山忌を含む当季雑詠3句、190余の句が投句された。
選者は樹氷俳句会主宰の小原啄葉さんら21人。小原さんは「25回目ともなると今までと同じような句ばかりが出ると思ったが、バラエティーに富んだたくさんの句が出た。逸山賞の句は木を離れる瞬間をとらえたことが句のうまさ」と講評を述べた。
15回目の参加で初の逸山賞に輝いた志和さんに、岩谷さんが表彰状と副賞として原の遺墨「淡如雲」を手渡した。志和さんは「けさ、庭で鋭く鳴く鳥の声を聞いた。原の命日のきょう、何かを暗示させていると感じて句を詠んだ。俳句はつかず離れずの表現ですよ」と話した。
同日、市原敬記念館が無料開放され、記念茶会が開かれた。
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