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【写真】保護司マニュアルを自費出版した笹平二郎さん
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盛岡市館向町の元教諭笹平二郎さん(72)は保護司10年の節目に「保護司マニュアル」(A4判、268ページ)を自費出版した。タイトルは「保護司のあゆみ」。保護観察の種類やそれぞれの対応、考え方を事例をもとに解説している。執筆に3年をかけた。
笹平さんは1993年に小学校長で定年退職。翌年5月に保護司の委嘱を受けた。
「保護司10年の区切りとして執筆しましたが、もう一つの理由は今年2月の研修部長会議で保護司とはどういうものか、来訪しない対象者をどのようにして説得するかなど、いろいろ質問があったんです。研修部長の故吉田時頼副検事がわたしが作っていることを打ち明けた。研修後に病死され、完成させなければうそを付いたことになる」と思いを話す。
マニュアルは保護観察の種類を示し、それぞれの対応の仕方を詳細に紹介している。1号観察は交通違反(人身事故、スピード違反、悪質な違反等)で逮捕、執行猶予の処分を受けた人。2号は少年院を仮退院した少年。3号は刑務所を仮出獄した人。4号は裁判所で執行猶予付きの刑を言い渡された人。5号は売春関係。
更生の段階で後戻りしないよう気遣い、不良仲間と交際しないように説得する。
「保護観察の面談は自宅に定期的に来てもらい、応接間で二人だけで話をする。最初はドアを開けたまま面談していましたが、家族が廊下に出る際に聞かれるのを気にして口をつぐむ。何度やっても同じ。絶対に口外しないことを約束すると安心して話す。更生のため定職に就くよう命令すると聞いてくれない。やんわりと話すんです」。
保護観察者は最初の数カ月は面談に来るが定期的に姿を見せなくなり、保護司に無断で旅行する人も多い。その対応に悩まされる。
「1カ月最低2回は来るという約束をしているが、適当な理由を付けて来ない。ですから保護司に強制権を与え、来なければ警察の力を借りて約束したことを守らせることも必要だと思う」
「保護司も勉強しなければならないと思う。特に凶悪犯罪の多発している中、加害者への厳罰主義がいわれており、保護司がもっともっと研さんを積まなければだめだと思う」とマニュアル本の重要性を強調する。
「保護司のあゆみ」は非売品。発行部数は100部。
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