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矢巾町議会の市町村合併等調査特別委員会(委員長・谷村雄二副議長)は8日開かれ、川村光朗町長は盛岡市、玉山村との法定協に不参加を表明した。「懇談会での意見、アンケート調査の結果は大半の町民は自立を求めていると判断した。町民の意思を尊重したい」と考えを述べた。法定協参加について委員会で表決した結果、反対17、賛成3となり、議会の意思として法定協不参加を確認した。
川村町長は11日に開かれる臨時議会後に正式に法定協不参加を表明する。特別委員会で藤原義一氏(無所属)は「紫波町との合併についてはどう考えるのか」と川村町長の考えをただした。
川村町長は「今その話をするのは失礼なこと。紫波町との枠組みについての発言は控えたい」と回答を避けた。
同委員会では委員長を除いた20人の議員が一人ずつ考えを表明した。法定協参加に反対が13人、時期尚早が4人、賛成が3人だった。
反対議員は「広域6市町村での合併を望む。今の枠組みでは住民の犠牲(負担)が多くなる」「身の丈に合う行財政を進めれば自立はできる」「合併、自立とも厳しさは変わらない。とするなら隅々まで目が届き小回りの利く自立を」「財政効果を最も得るのは盛岡市、矢巾町にはない」「合併は心を同じくし尊敬できる自治体としてコミュニティー交流が進み、行財政の改善が行われて初めて行われるもの。任意協で行財政水準が明らかになり、アンバランスの行政体質の中での合併は反対」と、盛岡市の財政状況から合併によるデメリットを強調している。
賛成議員は「矢巾町の歴史、文化、町民生活があり町民が町の発展のため住み良い町づくり、農業、商工業の振興のため日々努力している。盛岡市との合併によってそれがよりよく継承される」「合併は住民からすれば痛みを感じることもある。だが住民福祉にはそれ以上のものがある」と合併のメリットを強調した。
時期尚早の議員は「広域圏での合併が必要。財政再建を始めた盛岡市との合併は考えにくい」「矢巾町は盛岡広域圏で重要な機能の位置付けがあるが、合併を考えるとき今の枠組みでは合併効果が薄いと思う。広域の取り組みこそ新市のあるべき姿」「今の枠組みは住民とのコンセンサスがとれておらず非常に難しい」「合併は避けて通れない問題だが特例法にとらわれずに議論をすべき」とする意見だった。
委員会終了後、吉田秀一議長は「今回の合併がらみについては正直、賛成派と反対派がきっ抗すると当初思っていた。それが任意協終わり地域懇談会に入って圧倒的に反対意見が多く、合併の枠組みよりも今の矢巾の行政についての満足感、期待感がある。そうした町民の話を聞いて議員が判断したと思う」と述べた。
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