2004年 11月 9日 (火)        

■  〈経済〉上場目指し事業拡大 住宅・外食関連のシリウス

 盛岡市東安庭の住宅・外食関連会社シリウス(佐藤幸夫社長)は、06年10月の株式上場を目指し事業拡大を図っている。

 同社は94年の設立。創業10年目の今年3月にフォーユーからシリウスに社名変更した。建設工事の設計・施工からスタートし住宅販売を中心に事業展開。住宅部門では一般住宅のアイフルホーム、輸入住宅のアーデンホーム、高級住宅のスモリの家を販売、売り上げの7割を占める。

 県内の住宅着工戸数が減少し、競争が激化する中で確実に戸数、売り上げとも伸ばしている。今年度は前年比28%増で推移。県内の04年(1〜8月)販売戸数では東北ミサワホームに次ぐ2位にランクしている。

 佐藤社長は「もうわずかでトップになる。30、40代層にアーデンホームを中心に売れている。土地付き戸建て2200万円が平均。カナダ型のデザイン、品質とアパートの家賃分で支払えるローンが特徴。独立採算制の当社の営業力と口コミが売り上げ増の要因。アフターフォローも欠かさない」と話す。

 ラーメン店経営、グループホームの建設・運営、リサイクル事業など新分野にも進出した。

 03年11月に市内厨川に第1号店となるサッポロラーメン味の時計台盛岡厨川店を開店。以来、前潟地区や弘前市、新潟市、金沢市などに相次いでオープンさせた。年内に福井市、郡山市にも店舗展開する。

 投資額は1店約2800万円。1店当たりの月商は800万円前後。2年で回収の計画。佐藤社長は「ファンドは店舗費用に充てたい。地方都市を対象に人口10万人に1店の割合で計画を立て多店舗展開を考えた。ラーメン市場も競争激化だが成長市場。味が良い店は繁盛しており競争や景気低迷は怖くない。どの店も評判上々」とPRする。

 同社の今期の売上高は40億円で経常利益は1億5千万円の見込み。上場時には、売上高50億円、経常利益4億円を目指す。

 「創業10年で住宅市場では当社の地位が確立した。金融機関、公的機関も目をかけてくれる。これからは住宅を柱にしながら、グループホームなど福祉関連施設の建設と運営にも力を入れる。ラーメン店は上場まで10店開店し売り上げ増を図る。盛岡市の中心街にラーメン市場をつくりたい。設計図もできた」と強気の姿勢。

 いわてベンチャーファンドから1500万円の投資を受け、監査法人による監査を開始した。

 「厳しい監査を受けているが大丈夫そうだ。現在当社の従業員は80人。パートは70人。上場時には合わせて250人体制にしたい。上場は会社を倒産させないため。社会的信用を勝ち得て継続した経営ができる会社にしたい。ワイズマンも上場を果たした。当社も岩手発の全国企業になり地域貢献もしたい」という。


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