2004年 11月 10日 (水)        

■  岩手公園の公衆トイレを塗り替え奉仕 県塗装工業組合

 盛岡市下ノ橋町の日本塗装工業会岩手県支部(松田隆至士支部長)と県塗装工業組合(近江和子理事長)は9日、1日だけの塗装なんでも電話相談室を開設し、塗装に関する相談に応じた。盛岡地区では落書きされた岩手公園の公衆トイレの壁面を再塗装する奉仕活動をした。「観光客も利用するのだからきれいに使いたい」と話していた。

9日、岩手公園のトイレ塗装を行う盛岡市内の塗装会社の社長や職人ら
【写真】9日、岩手公園のトイレ塗装を行う盛岡市内の塗装会社の社長や職人ら


 16日が日本塗装工業会(本部東京都、大澤茂樹会長)の制定した「塗装の日」。これに合わせて毎年相談室を開設している。

 今回は同支部・組合事務所で午前9時から午後4時まで電話相談に応じた。電話は午前中から入り26件を受け付けた。屋根や外壁の塗装の仕方や塗り替えの留意点、塗料に関する相談が多かったと言う。

 松田支部長と同支部の木村賢二広報担当が対応。松田支部長は「壁や天井を塗り替えするときの注意点などを聞かれた。古い塗料の上に新しい塗料を塗るときはシーラーという塗料と塗料を密着させる液が必要なことを紹介した」「最近はリニューアルが増え自分で改修する人も増えた。物置や車庫の塗装でどんな塗料が良いかという電話を取った。油性と水性があるが、用途に応じた使用の仕方や塗り方など指導した」と言う。

 古い塗料はどのような処理方法があるかと言う質問もあり、松田支部長は「今は捨てるにも金がかかる。われわれ業者も古くなった塗料や残液はドラム缶にためて処理業者に依頼する。1缶で2万円かかる」と答えていた。

 最近は市内の郊外の戸建て住宅でリニューアルや建て替えなどが盛んになっている。相談の中には最近問題になってきた訪問営業に関するものも。市内の家屋の屋根を見て歩き塗装が必要そうな家を訪問し強引な方法で注文を取っているケースも出ている。

 木村広報担当は「県外の業者が訪問販売員を連れて来てセールスしているようだ。通常より倍の値段で請け負うケースもあるようだが。アフターサービスもなく依頼主からのクレームが多いと聞く。地場の会社を利用してもらいたい。まずは数社から見積もりを採り、それから考えても遅くないはず」と話していた。

 岩手公園の奉仕活動には市内の塗装会社の社長や職人ら10人が参加。公園内の2カ所のトイレの木枠、軒下など木材部分を丁寧に塗装した。落書きも多く最初はサンドペーパーで落書きなどを消す作業から始めた。

 一通り消し終わるとニスや塗料で塗装の作業に。市内みたけの黒沢塗工店の黒沢良作社長も率先して塗料を塗っていた。「今回、初めて岩手公園のトイレの塗装をした。最近、公共トイレの落書きが少なくなっているが、岩手公園のトイレは多い。2カ所だけだが3時間以上はかかった。ここのトイレは市民だけでなく観光客も利用する。きれいに利用したいものだ」と話していた。


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