2004年 11月 12日 (土)        

■  〈経済〉テレビ電話も一般家庭へ 光の時代到来

テレビ電話フレッツフォンで東京のオフィスと話すNTT東日本の古賀哲夫常務(右)
【写真】テレビ電話フレッツフォンで東京のオフィスと話すNTT東日本の古賀哲夫常務(右)

 04年ブロードバンドセミナー・展示会(日本電信電話ユーザー協会岩手支部、NTT東日本岩手支店グループ共催)が10日、盛岡市盛岡駅北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれた。NTT東日本の古賀哲夫常務が「いよいよ光の時代に」をテーマに講演。新商品のテレビ電話フレッツフォンで同社の東京オフィスと会話するなどパフォーマンスしながら、ブロードバンド時代の新しい動きを紹介した。

 インターネットの利用世帯数は、2000年の1640万世帯から03年は4206万世帯と、3年間で2566万世帯増加した。普及率は88・1%に達している。

 古賀常務は「日本は今、速さと通信料金の安さで世界一になった。アメリカに比べ200倍は安い。同社ではADSLと光の利用者は、年度内に逆転が起こりそうな流れ。現在の光の活用許容は3千万世帯分が大丈夫」と言う。

 ブロードバンドの契約状況では日本や韓国は約1千万件、アメリカは2千万件。古賀常務は「アメリカは普及率では日本と同じで10%未満。光を活用したいところだが、CATVのケーブル敷設に巨費を投じたため、これからさらに投資することは難しい状況。韓国の普及率は20%を超えている。利用料金は日本の倍だが自国のマスコミが統制されており、ネットから自由に情報収集したい意向が強いことが背景にある」と、外国との比較をした。

 同社ではフレッツシリーズとしてISDN(エリアカバー率99・9%)、ADSL(同97%)、Bフレッツ(同71%)などのサービスを行っている。古賀常務は「いずれも低価格のサービス。世界に例がない」と自負した。

 古賀常務は「ブロードバンドの定義はないが、わたしはADSL以上の速さと定義したい。光ケーブルを活用すればスピードはさらにアップする。これからは光を利用する客が増える。ブロードバンド時代の最大のコンテンツは映像」と言う。

 同社では1日からブロードバンド回線で利用できるテレビ電話フレッツフォン(税込み6万2790円)を発売した。

 タッチ電話式で通常の電話と同じ利用の仕方。古賀常務は同機種を利用して東京のオフィスの女性スタッフと電話した。

 相手が電話に出ると同時に画面に相手の顔が出た。古賀常務は電話しながら「このようにテレビの画像と同じ状態で写る。操作も簡単で黒電話と同じに利用できる。これから数年で普及し、顔を見ながらの電話はあたり前になる」と、ブロードバンド時代の新しい動きについて話していた。

 この日は県内の各企業から200人が参加した。展示会場では同社の職員がフレッツフォンやブロードバンド回線を活用した新しい映像配信のフォースメディアサービスなどを紹介し、来場者らが高い関心を示していた。


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