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花巻市の豊沢川土地改良区(平賀巌理事長)は、盛岡市に建設される簗川ダムへの利水参加を取りやめた。改良区は7月に県に対してかんがい用水参加を取りやめる意向を伝え、県は1日までに関係機関と協議、調整のうえ同改良区の不参加を受け入れた。これによってダム高は83・2メートルから81・3メートルに、事業費は現在の約540億円から約530億円に削減される見込み。県は国と利水権の変更手続きを進める。
同改良区はかんがい用水が既存の水利権の用水量では不足するため簗川ダムへの利水参加を決めた。今年5月に利水参加している盛岡市、矢巾町の水道用水縮小の意向を受け、県が変更後のダム規模や事業費負担について豊沢川土地改良区に提示したところ、7月に利水参加を取りやめる意向が示された。
理由は改良区の財政状況からダム建設負担金の支払いが将来困難になると予想されること、不足する用水については豊沢川の用水配水計画を見直し、既存水路の一部改修による対応が見込めることなど。
県は改良区全体のかんがい面積の見直しと必要水量を再検討したところ、農地転用によりかんがい面積が269ヘクタール減少していることから、地域全体の配水計画の見直しや水路、ゲートなど水利施設の一部改修によって必要水量を確保できる見通しになったことから不参加を認めた。
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